ののの備忘録

『日月神示』の解読と来るべき『ミロクの世』に向けた提言。「神一厘の仕組み」と「テンバガー投資法」

基底材を作る

作ってみた:支持体編1

ちょっと丈夫な作りの基底材を作ってみました。

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基底材を自作する
基底材を自作する

規格外品
規格サイズではない大きさのキャンバスに絵を描きたい時や、ジュートなどの特殊な素材をキャンバス地として使いたい場合など、基底材や支持体を自作する必要がでてきます。

 

基底材と支持体
基底材と支持体と言われてもなんのことやら分からないかと思います。ここでは、次のように定義します。

 

基底材は、キャンバスの木枠・水張りパネル用のパネル・自作パネルなど。

 

支持体は、木枠やパネルにキャンバス地を張り地塗りを施した物。直に地塗りを施すこともあります。

 

 

基底材作り
最初に、基底材を市販の規格サイズの木枠にシナベニヤを張って造る方法を紹介します。

 

パネル作り
市販の水張りパネルは、キャンバスの木枠に比べると少し頼りないです。

 

今回は、木枠に4mm厚のシナベニヤを張るという方法でより頑丈なパネルを作る方法を紹介します。

 

F3号のパネルの作成

作業手順

1:木枠を用意します。

 

2:シナベニヤを規格サイズにカットします。

 

3:木枠にシナベニヤを張ります。

 

4:カンナとヤスリを掛けます。

 

5:放虫、防カビ、防腐処理を施します。

 

材料と道具


F3サイズの木枠・支那ベニヤ・

タイトボンド・クランプ・カンナ・

紙ヤスリ(100番・400番)・

柿渋・渋墨・蜜蝋ワックス・刷毛

 

実作

1:木枠を用意します。
マルオカの杉木枠を用意します。

 

2:シナベニヤを規格サイズにカットします。
シナベニヤは、購入した大工センターで規格サイズにカットして頂きました。

 

3:木枠にシナベニヤを張ります。
接着面にヤスリ掛けをしてから、貼り付けます。接着剤には、タイトボンドを使います。タイトボンドは、普通の木工用ボンドに比べて強度が高いです。
木枠とシナベニヤを圧着するためにクランプで固定します。
その際に木枠とシナベニヤとの間に木片を挟みます。

 

4:カンナとヤスリを掛けます。
カンナで、枠とシナベニヤをズレを調整し、シナベニヤの角を削ります。基底材の表面に紙ヤスリでヤスリ掛けをします。

 

5:放虫、防カビ、防腐処理を施します。

(必要であれば行います)
柿渋は防虫・防カビ・防腐処理のための日本の伝統的な塗料です。

 

渋墨塗の塗装方法

柿渋を裏面と側面に1回塗ります。
乾燥後、裏面に柿渋をもう一度回塗ります。
必要があれば、裏面に渋墨を4回塗ります。
渋墨を塗る場合は、さらに裏面に薄く蜜蝋ワックスを塗ります。
渋墨を塗ると、黒くて渋い基底材となります。お好みで。

 

注:

最後の防虫・防カビ・防腐処理は必要があればすればとよいかと思います。写真では、裏面の処理に柿渋を塗布して後、渋墨を4回、蜜蝋ワックスを薄く1回塗っています。

 

はたして、ここまでやる必要があるか否か?ご自分でご判断してください。柿渋の2倍の希釈液を2回裏面に塗布するだけで良いかもです。

 

渋墨は柿渋と松木を焼いた煤(松煙)を混ぜたもので、防虫・防腐効果があります。渋墨塗は、日本古来の伝統技術であり、建物の化粧として用いられてきました。

 

参考資料

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 名画の複製に挑戦
 [17世紀・ルーベンスの技法]
 合資会社 俵屋工房
 高橋 亮馬 監修

 

 

 ここで紹介しました基底材の作り方が詳しく説明されています。

 

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