二朝連立時代
ホツマツタエの時代に畿内のあすかの宮にあった王朝は、その一部を九州のつくしの宮に移します。渡来人の来襲に備え、陣地の重層化を図ったのです。
九州のつくしの宮にあったのがウガヤフキアエズ朝です。52(72)代続きました。畿内のあすかの宮にあったのがニギハヤヒ朝(仮称)です。
内陸部のニギハヤヒ朝では、女系の司祭系の血筋を継承し守ったのです。この王朝の大王はニギハヤヒと呼びました。また后を瀬織津姫と呼んだのです。
この二朝分裂時代に終止符を打ち、強力な統一国家を作るべく日本に回帰してきた二つの種族がいました。これが、出雲の出雲族と日向のアマ族でした。(注1)
注1:神々が明かす日本古代史の秘密―抹殺された国津神と封印された日本建国の謎を解く! 中矢 伸一 著 日本文芸社
神武天皇の東征
アマ族は出雲族に先立ち、日本に帰還しウガヤフキアエズ朝と和合しました。そして、日向に倭国を立てたのです。これが邪馬台国の1つでした。
遅れて日本に帰還した出雲族は、日向の倭国と和合するため、出雲の王である素戔嗚尊さまが女王卑弥呼を娶ります。これが神大市比売さまでした。
この婚姻に反対していたのが、アマテラスの義弟たちと呼ばれる日向の権力者たちでした。彼らは、大陸から渡ってきた徐福の末裔たちです。(注1)
その後、畿内のニギハヤヒ朝と和合するために、イワレヒコさまと共に市杵嶋姫命さまをあすの宮へと送り込むのです。
ですから、これは決して東征と呼ばれるような勇ましい旅ではなかったのです。神武天皇の東征とは、畿内にあったニギハヤヒ朝への婿入りと嫁入りの旅だったのです。
ニギハヤヒ朝のニギハヤヒのもとに嫁いだ市杵島姫命さまは、大歳さまを産みます。大歳さまこそが、出雲とアマ族、ウガヤフキアエズ朝とニギハヤヒ朝の血を引く希望の星だったのです。
注1:アーリオーン・メッセージ―来たるべき地球大変動の真相
アートラインプロジェクト 著 徳間書店
アマテラスの暗号
伊勢谷 武 著の「アマテラスの暗号」(注1)に、イエス・キリストさまが伊勢神宮の内宮において天照大神さまとして祭られているという説が明らかにされてきています。
また、アマテラスの息子が神武天皇であるという謎解きもしているのです。マテラスとは神大市比売さまのことです。
この説により、日向の神大市比売さまの息子であるイワレヒコ(神武天皇)さまと神大市比売さまと素戔嗚尊さまの娘である市杵島姫命さまの時代が合うのです。
イワレヒコ(神武天皇)さまは、ウガヤフキアエズ朝とアマ族の血を引いていました。そして、市杵島姫命さまは、出雲族とアマ族、ウガヤフキアエズ朝の血を引いていたのです。
注1:アマテラスの暗号 〈歴史ミステリー小説〉
伊勢谷 武 著
イエスのニギハヤヒ襲名
先代のニギハヤヒさまに嫁入りした市杵嶋姫命さまは、大歳を産みます。しかし、大歳さまは、アマテラスの義弟たちの呪を受けて夭逝してしまうのです。
大歳の死を受けて、時次代のニギハヤヒには、武闘派の豪族である物部氏を率いるイエス・キリストさまが就任しました。統一国家の基盤を固めるための措置でした。
イエス・キリストさまは、その昔に日本を旅立った司祭階級の血を引いていたのです。つまり、日本の古代王朝の王族の末裔だったのです。
ニギハヤヒを襲名したイエス・キリストさまは、ニギハヤヒ朝の祭祀をつかさどる瀬織津姫を娶ります。その後、イエスさまと瀬織津姫さまの子である御年(みとし)をイワレヒコさまが娶るのです。
ここに、新たな統一王朝の形が完成したのです。しかし、ここには出雲の血は一滴も流れていませんでした。
したがって、出雲の血を引く者を大王(おおきみ)の位に就任させるという、出雲の素戔嗚尊さまの悲願は達成されなかったのです。こののち、出雲と日向の関係は悪化してゆくのです。
アマテラスの義弟たち
大歳さまを自死に追いやったのは、日向に追随するアマテラスの義弟たちでした。ここから、日本を二分する二つの勢力が生まれたのです。
すべては、大陸から渡ってきた徐福の末裔であるアマテラスの義弟たちの策略による工作活動だったのです。
徐福は、後の時代に藤原不比等として転生します。この後、不比等の一族は宮中に入り込み実権を握ることになります。
不比等の記紀編纂事業以降、日本を侵略し完全に支配下にするための工作が行われたました。この時より、日本はFの一族の支配下にあるといっても過言ではないのです。
全国に三四五の封印結界を用いて古の神々を封印したのは、国家風水師でもある陰陽師たちでした。これは、国家事業として行われたのです。
三人の后
ニギハヤヒを襲名したイエス・キリストさまには三人の后さまがいたと推測されます。司祭系の血筋の瀬織津姫さまと、マグダラのマリアさま、そして市杵嶋姫命さまです。
マグダラのマリアさまは、その美しさと知性、カリスマ性を併せ持つ「みやひ」の資質がありましたから木花咲耶姫さまと呼ばれていました。
市杵嶋姫命さまは、日向の女王卑弥呼の血を引く強力な霊能力を持つ司祭としての「すなを」の資質を持っていました。このため、岩長姫さまと呼ばれていたのです。
岩長姫さまとは、「見えにくい」世界の理(ことわり)を知る能力を有する、霊的能力の極めて高い巫女に与えられる称号でした。
岩長姫(市杵嶋姫命)さまは、封印された古の神さまである国常立神さまの言葉を降ろす事が出来ましたので、その力を恐れられ深く封印されていたのです。
「見えにくい」世界の理を知る能力を「見にくい」に変え、「醜い」とした呪を掛けたのです。
実際は、木花咲耶姫さまを凌駕するほどの美貌の持ち主であったと云われているのです。
五の結界
五の結界
五の結界を構成する三つの神社に祭られている主要な神様は次の通りです。
富士山浅間退社奥宮:木花咲耶姫さま
雲見浅間神社:磐長姫さま
結界を構成する神社には、同じ神さまかそれぞれ関係のある神様を祭る必要があります。ここで、先に挙げた三柱の神さまの関係性を問われているのです。
これを、次のように解釈したのです。
1:三柱の神々さまは、ニギハヤヒさまの后。
2:木花咲耶姫さまの資質は「みやひ」
3:磐長姫さまの資質は「すなを」
4:瀬織津姫さまの資質は「みやひ」と「すなを」
6:三人は宮中で協力して神聖政治の補佐役を担っていた。
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