秦氏の暗号
第135世 深草秦氏 土御門兼嗣氏は『神謀りが始まった』とのご神託を受け取ったと語ります。
秦氏が神社のご祭神さまの名前に隠していた暗号が、公にされる日が来るのかもしれません。
それは、皇祖神饒速日尊 (イエス・キリスト)さまに関する秘密であると推測します。
秦氏と倭王権
大宜都比売神
ホツマツタヱのツキヨミさまとウケモチさまの物語は、『日本書紀』にも出てきますが、『古事記』では、須佐之男命 (すさのおのみこと) さまと大宜都比売神 (おおげつひめのかみ) さまの物語として出てきます。(注1)
高天原を追放された須佐之男命は、空腹を覚えて大気都比売神に食物を求め、大気都比売神はおもむろに様々な食物を須佐之男命に与えた。それを不審に思った須佐之男命が食事の用意をする大気都比売神の様子を覗いてみると、大気都比売神は鼻や口、尻から食材を取り出し、それを調理していた。須佐之男命は、そんな汚い物を食べさせていたのかと怒り、大気都比売神を殺してしまった。すると、大気都比売神の頭から蚕が生まれ、目から稲が生まれ、耳から粟が生まれ、鼻から小豆が生まれ、陰部から麦が生まれ、尻から大豆が生まれた。これを神産巣日御祖神が回収した。
「大宜都比売」は、秦氏ゆかりの地である阿波国 (あわのくに) の別名としても神産み神話に出てきます。(注2)
また、大宜都比売神さまは、大年神 (おおとしかみ) さまと天知迦流美豆比売 (あめしるかるみずひめ) さまの子 羽山戸神 (はやまとのかみ)さま との間に8人の子を儲けています。(注3)
大年神さまは、饒速日 (にぎはやひのみこと:イエス・キリスト) さまであり、天知迦流美豆比売さまは、市杵嶋姫命 (いちきしまひめのみこと) さまです。
大年神さまと天知迦流美豆比売さまの子大山咋神 (おおやまくいのかみ) さまは、秦氏の祖神であり松尾大社に祭られている氏神さまでもあるのです。(注4)
松尾大社のご祭神は、大山咋神さまと中津島姫命 (なかつしまひめのみこと) さまです。中津島姫命さまは、市杵嶋姫命さまです。
天知迦流美豆比売 = 市杵嶋姫命 = 中津島姫命
大宜都比売神さまは、秦氏の氏神である饒速日さまや市杵嶋姫命さまと縁の深い神さまです。
それゆえ大宜都比売神さまは、豊受大神 (とようけのおおかみ) さまとして神宮外宮の豊受大神宮 (とようけだいじんぐう) に祭られています。
また、宇迦之御魂大神 (うかのみたまのおおかみ) さまとして伏見稲荷大社 (ふしみいなりたいしゃ) に祭られているのです。
【日本神話の真実】阿波にあるアマテラスとスサノオの秘密
注2:秦氏ゆかりの地
注3:ウィキペディア - 年神
秦氏と倭王権
『古事記』のツキヨミさまとウケモチさまの物語が史実であり、『日本書紀』の須佐之男命さまと大宜都比売神さまの物語が史実ではないと判断します。ここに何かしらの暗号が隠されているのです。
正:ツキヨミとウケモチの物語『古事記』『ホツマツタヱ』
誤:須佐之男命と大宜都比売神の物語『日本書紀』
須佐之男命さまは畿内の倭王権 (やまとおうけん) の象徴です。そして、大宜都比売神さまは秦氏の象徴です。『日本書紀』に描かれた物語は、逆の意味を持ちます。つまり、倭王権と秦氏の協調関係を表しているのです。
大年神さまの系譜中に羽山戸神さまと大宜都比売神さまの子孫の系譜が書かれてています。ここに、何かしらの暗号が隠されていると考えられます。
羽山戸神さまと大宜都比売神さまから産まれた神々の性格は、耕作から収穫までの一年の農耕の模様を意味するという説があります。(注1)
つまり、秦氏が農業技術を倭王権に提供し、結びつきを強めたのではないかと見て取れるのです。
紀元1世紀頃に、イエス・キリストさまと共に日本に渡来してきた秦氏は、阿波国 (現在の徳島県) に本拠地を置きます。その後、より広大な土地を求めて畿内に移住してきたと云われています。
この頃、畿内では倭王権が始まり、饒速日 (イエス・キリスト) さまが大王 (おおきみ) となられていたのです。秦氏は、この倭王権を経済面と技術面から支えたのだと考えられます。
ツキヨミと素戔嗚尊
記紀は、ツキヨミさまの悪行を素戔嗚尊さまの悪行として描きます。ツキヨミさまの悪行を消し去るために行われた歴史の改竄です。
しかしながら、素戔嗚尊さまがツキヨミさまの転生者であるとするならば、この歴史の改竄は、神話として見れば、あながち間違いでもないのです。
当時は霊的な能力を持つ人々が国家の運営に深く関わるエリート官僚として活躍していた時代です。
人々の間では、素戔嗚尊さまがツキヨミさまの転生者であることはよく知られていたのではないでしょうか?
このようにして、記紀で素戔嗚尊さまを貶めながら、ツキヨミさまのカルマの解消を行ったと観ることも出来るのです。
素戔嗚尊さまは出雲の英雄です。当時国内に入り込んでいた渡来系の民族を一掃したのです。その行いによって、ツキヨミさまのカルマの回収は完了していると観ることも出来ます。(注1)
饒速日さまが素戔嗚尊さまの子供であるとされているのは、大国主 (饒速日:イエス・キリスト) さまが素戔嗚尊さまの末娘 須勢理毘売命 (すせりびめのみこと) さまを娶り養子となり、日向と出雲の連合国家の大王 (おおきみ) となられたからです。
大国主さまは、その後畿内のニギハヤヒ王朝を継承して、世襲名の饒速日を名乗ります。ニギハヤヒ王朝の本来の世襲目は、国照彦天火明櫛玉饒速日尊 (くにてるひこあまのほのあかりくしたまにぎはやひのみこと) でした。(注2)
しかし、大国主さまはアマテルの転生者でしたから、頭に天照を付けて、天照国照彦天火明櫛玉饒速日尊(あまてるくにてるひこあまのほのあかりくしたまにぎはやひのみこと)と称されたのです。
注1:素戔嗚尊さまは出雲の英雄
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注2:イエス・キリストは月読尊の末裔 補足
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秦氏の暗号
籠神社絵馬
素戔嗚尊さまを貶める代償として、秦氏は倭王権成立にまつわる暗号をそこかしこに仕込んだのだと観ています。それが秦氏の暗号です。
籠神社 (このじんじゃ) の絵馬に描かれている饒速日 (天照国照彦火明命) さまと市杵嶋姫命さまの絵が象徴的です。この絵は、日向と出雲、そしてニギハヤヒ王朝の統合の象徴です。
饒速日さまは、イエス・キリストさまであり、市杵嶋姫命さまは天孫族であるウガヤフキアエズ王朝の血を引く皇女です。
また、饒速日さまと市杵嶋姫命さまは、共にツキヨミさまの末裔でもあるのです。秦氏と深い関係があるのです。
時が来れば、饒速日さまの復権が成され、伊勢神宮の内宮 皇大神宮のご祭神 天照大神さまの正体が公にされることでしょう。
第百三十五世 深草秦氏 祭司兼統理 高千穂天磐境大社 宮司 土御門兼嗣 (つちみかどかねつぐ) 氏は、『神謀 (かむはか) りが始まった』とのご神託を2,023年7月31日に受け取ったと語ります。(注2)
『宇迦之御魂神さまの課題』は、2,023年7月26日の『覚醒の仕組みの発動条件』から始まっています。7月31日の記事は『四柱の神さまの封印解除』でした。(注3)
『四柱の神さまの封印解除』は、饒速日さまと宇迦之御魂神さま、素戔嗚尊さまと瀬織津姫さまの封印解除を2012年に行ったお話です。
『宇迦之御魂神さまの課題』は、8月15日に終わり、『宇迦之御魂大神さまの課題』は、8月17日から始まっています。なにかしら、連動しているような気がしてなりません。
注1:素戔嗚尊さまは出雲の英雄
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注2:神謀りが始まった
注3:宇迦之御魂神の課題
tukishiro-art-lab.hatenablog.com
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霊系統図の作成
宇迦之御魂大神の霊系統図
前回の記事で、宇迦之御魂大神さまの霊系統図をご紹介いたしました。今回は、霊系統図の作成方法について少し語りたいと思います。
伊都能売神諭 (いづのめしんゆ) には、五六七 (みろく) の大神さまによる天地創造神話が描かれています。この物語には、独神 (ひとりがみ) の五六七の大神さまが登場します。
その後、女神さまである日の大神さまが登場し、天地創造のお手伝いをします。日の大神さまとの対話のために、五六七の大神さまは、六六六 (みろく) の大神さまを産み出します。
五六七の大神さまは男神さまです。独神さまですから男女二魂を持ちます。この場合、厳の御魂が男神となり、瑞の御魂が女神となります。
五六七の大神さまが独神で女神さまなら、厳の御魂は女神となり瑞の御魂が男神になります。(男神を青字、女神を赤字で表記します)
五六七の大神(独神:男神)
厳の御魂(男神)
瑞の御魂(女神)
六六六の大神
日の大神さまは、菊理比売大神さまです。六六六の大神さまは、女神の宇迦之御魂神さまです。また、五六七大神さまは宇迦之御魂大神さまです。
厳の御魂
瑞の御魂
宇迦之御魂神
女神である宇迦之御魂神さまの分け御魂であるウケモチさまは男性でした。したがって、ウケモチさまは、変性女子 (へんじょうにょし) になります。
変性女子とは、魂は女性であるが体は男性である存在です。大本の出口王仁三郎氏が提唱した概念です。
出口王仁三郎氏は素戔嗚尊さまの化身であり、変性女子でした。そして、出口直氏が変性男子 (へんじょうなんし) でした。こちらは、瀬織津姫さまの化身になります。
通常、変性女子を産み出す神さまからは変性女子しか生まれてきません。ですから、変性女子を産み出す神さまに(変性女子)とつけています。
厳の御魂
瑞の御魂
宇迦之御魂神(変性女子)
大宜都比売神さまは実在した女性です。こちらは、宇迦之御魂神さまとは別系列ですから、厳の御魂から産まれたとします。
また、こちらは渡来系の神さまですから、豊穣の女神イシスであるとします。厳の御魂は男神ですから、大宜都比売神さまは変性男子になります。魂は男性であるが体は女性である存在です。
大宜都比売神さまは、豊受大神さまとしても祭られています。したがって、次のような霊系統図になります。
厳の御魂 豊穣の女神 イシス (変性男子)
瑞の御魂 宇迦之御魂神(変性女子)
変性男子と変性女子
ややこしいのですが、意外と変性男子や変性女子の存在は多いのです。これまでに出てきた霊系統図にも、変性男子や変性女子がありました。事例を挙げておきます。
瀬織津比売大神 (せおりつひめおおかみ) (大国魂神:おおくにたまのかみ) さまの場合は、厳の御魂が男神の瀬織津比売神 (せおりつひめのかみ) さまであり、変性男子です。ですから生まれてくる方は全て女性です。
また、瑞の御魂は女神の速佐須良比売神 (はやさすらひめのかみ) さまです。こちらは変性女子ですから、生まれてくる方は全て男性です。
瀬織津比売大神
厳の御魂 瀬織津比売神(変性男子)
女性
瑞の御魂 速佐須良比売神(変性女子)
男性
厳の御魂は、荒魂と幸魂に分かれます。どちらも、厳の御魂と同性になります。瑞の御魂は、和魂と奇魂に分かれます。こちらも瑞の御魂と同性になります。
瀬織津比売大神
厳の御魂 瀬織津比売神(変性男子)
荒魂 瀬織津姫(変性男子)
女性
幸魂 磐長姫(変性男子)
女性
瑞の御魂 速佐須良比売神(変性女子)
和魂 素戔嗚尊(変性女子)
男性
奇魂 ソサノヲ(変性女子)
男性
伊都能売神 (いづのめのかみ) さまは、厳の御魂が女神の伊豆能売 (いづのめ) さまです。瑞の御魂も女神の大宮能売大神 (おおみやのめのおおかみ) さまです。
厳の御魂
瑞の御魂
伊豆能売さまの厳の御魂は、菊理比売大神さまの厳の御魂をもらい受けていますから、生まれてくる方は全て女性です。
しかし、瑞の御魂は宇迦之御魂神さまの瑞の御魂をもらい受けています。そのため、生まれてくる方は全て男性です。それゆえ、速秋津比古神 (はやあきつひこのかみ) さまとも呼ばれているのです。
厳の御魂 菊理比売大神の厳の御魂
女性
瑞の御魂 宇迦之御魂神の瑞の御魂
男性
大宮能売大神さまの厳の御魂は、宇迦之御魂神さまの厳の御魂をもらい受けています。こちらからは女性が生まれてきます。
しかし、瑞の御魂は菊理比売大神の瑞の御魂をもらい受けていますが、こちらは変性男子になりますから、生まれてくる方は全て女性となります。
厳の御魂 宇迦之御魂神の厳の御魂
女性
瑞の御魂 菊理比売大神の瑞の御魂(変性男子)
女性
この仕組みは、出雲大社の境内社の神魂伊能知比売神社 (かみむすび いのちひめの かみのやしろ) というお社に暗号として組み込まれていました。(注1)
御祭神は、蚶貝比売命 (きさがいひめのみこと) さまと蛤貝比売命 (うむがいひめのみこと) さまの二柱の女神さまです。
この二柱の神さまは、大国主さまが兄神たちからひどい扱いを受け、大火傷をされたときに治療をして助けた、二枚貝の女神さまです。
シリウス星系の神々さまは、男女2元の統合を今回の地球のアセンションで果たそうと画策しています。そのため、このような魂の組み合わせを造り出しているのではないかと推測しています。(注2)
注1:神魂伊能知比売神社
tukishiro-art-lab.hatenablog.com
注2:男女2元の統合
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