津島神社の千木と鰹木
千木と鰹木
結界の中心の神社eのお社の造りは他の同じ神様を祀る神社とは異なる。
この神社に祀られている神様は、男神様一柱のはずなのだが、社の造りは主神にもう一柱女神様が祀られていることを暗示する造りとなっている。
このお社の造りは千木が内削ぎで鰹木が奇数。
こうした造りのお社には、通常男神様と女神様が主祭神神として祀られている。
つまり、このお社の造りは『実は、女神様をもう一柱祀っていますが、大人の事情で隠していますよ』ということを案に示している。
いわゆる『見せて隠す』という手法。
つまり、ここに隠されていた神様は女神Cだということになる。
実際にこの神社の周辺には、AとCの神様が主祭神として祀られている神社が2つある。
しかも、ご丁寧にお社はブリキの建物で覆われていて、千木と鰹木を確認することができないようになっている。
二つの鳥居
しかもこの神社、入口からお社まで10mほどの距離しかないのに二つも鳥居が立っている。
神様の依代である鳥居を2つ立てる事で『ここには、もう一柱神様がいますよ。
誰かこのことに早く気づいてよね』と暗に言っているように見受けられるのだ。
封じられていた神様
では、この結界の中心で封じられていた神様は誰かというとAという事になる。
ではなぜ、Aは封印されることになったのか?また、なぜAとCは主祭神として同時に祀られているのか?
隠された歴史に視点を向けることで、その本当の意味を理解することになる。
参考文献
隠された歴史を知るために、参考図書を一冊だけ紹介しておこう。
消された覇王
小椋一葉 著
河出出版
また、次の漫画を合わせて紹介しておきたい。
ナムジ―大国主 1-4
安彦良和 著
中公文庫
ただし、この本で語られている安彦良和氏の仮説が正しいか否かは読者の判断に任せる。
圧倒的な画力によるあの時代の雰囲気を感じていただければ良いかと思う。
次回は封印の仕掛けを施した神社を調査する。
ちなみに、図の絵馬はこの封印の仕掛けを施した神社の絵馬掛け所で2014年の4月から2016年の春あたりまで掛けられていた。
作者不明である。
ということにしておく。
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