ののの備忘録

『日月神示』の解読と来るべき『ミロクの世』に向けた提言。「神一厘の仕組み」と「テンバガー投資法」

工房

画材研究

古典技法の研究

油彩画の技術は、15世紀のフランドル地方ですでに確立されていました。欧州にペストが蔓延し、人口の三分の一が失われた後に、日本から数多くの南朝系の皇統奉仕衆がベネルクスに移住しています。

 

この時、日本で既に完成されていた漆絵の技法が欧州に持ち込まれました。漆職人たちは、漆の代わりになる材料としてストラスブルク・ターペンタインを見つけ出しました。この時に、漆絵の技法を元に油彩画の技法が生み出されたのです。

 

ここでは、古典技法に基づく支持体の制作や、メディウムの制作を通して油彩画の新たな可能性を探り出します。

 

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レプリカ

古典から学ぶ

油彩画の技法を学ぶにあたって、古典絵画や現在作家の作品の模写をよくしています。レプリカ(精密な模写作品)の制作は、新しく開発したオリジナルの支持体やメディウムを試すのにもお手軽な手段です。

 

古典絵画の巨匠達の写実的な作品には、あらゆる技法が含まれています。当時の絵師たちは、先達の作品をこぞって模写していました。模写することを通して技術を学んでいたのです。

 

ホルバインが描いた作品の中には、技術を学ぶ後輩のためにあえて難しい技法を取り込んだ作品が残されています。めちゃくちゃむつかしそうです。

 

印象派以降の油彩画の技法を取り入れた日本の絵画教育からは、模写の重要性が失われてしまっています。日本の美術大学の教育現場では、教えることのできないことを教え、教えられることを教えていないと云われています。表現に偏ってしまっているのです。

 

ホキ美術館ができてから、写実的な油彩画作品にも注目が集まるようになってきました。ひとつのブーム伴っているようです。

 

今後は、写実絵画を目指そうとする画学生さんも増えてくるかと思われます。そうしたときに、古典絵画の模写の重要性に目を向けていただきたいと思うのです。

 

いずれにしても、写実的な油彩画を学ぼうとする画学生さんは、古典絵画の模写を避けては通れないのです。

 

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油彩画作品

古典技法による油彩画作品

ここでは、寿絵師(ことえし)七宮詠時(ひくち えいじ)の油彩画作品を紹介しています。古典技法の研究に基づくオリジナルの支持体やメディウムを使って描いています。

 

寿絵(ことえ)とは、古典的油彩画の伝統に基づく図像学の手法を現在に蘇らせ、日本的な手法を新たに加味して生み出された油彩画の新たな形式です。

 

寿絵(ことえ)の制作は、七五調の歌を詠むことから始めるのです。日本の和歌の伝統の中には、短な言葉の中に多重の意味を込めるなぞらえの手法が用いられています。

 

和歌の伝統に法って、絵画世界を一度歌に詠み込みます。次に歌を元に絵画作品を描くのです。こうすることにより、絵画作品の中に言霊を込めることが可能となるのです。

 

こうして描かれた絵画作品は、呪(しゅ)を打ち破る力を得ることになります。呪に対する力は寿(ことほぎ)です。呪は寿いで解くのです。寿絵は御神事に用いることのできる寿具なのです。

 

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