木花開耶姫と天女
静岡浅間神社の浅間神社には木花開耶姫が神部神社の大国主とともに相殿で祀られている。
また、大拝殿は神部浅間両神社の拝殿で、文化2年起工、同11年竣工。楼閣造りで、いわゆる浅間造の代表的なもの。高さ25mあり、殿内は132畳敷きの広さがある。天井は十間の合天井となり、その各間に狩野栄信・狩野寛信の「八方睨みの龍」「迦陵頻伽」「天人」の天井絵を飾る。
御穂神社(みほじんじゃ)
御穂神社は、静岡県静岡市清水区三保にある神社。
御祭神は、大己貴命(おおあなむちのみこと、大国主)-別名を「三穂津彦命(みほつひこのみこと)」と「三穂津姫命(みほつひめのみこと)」
御穂神社は、天女伝説のある三保の松原ゆかりの神社。ここに祀られている三穂津姫命は、大国主の妃。浅間神社に祀られている木花開耶姫と同神。浅間神社の大拝殿に描かれた天女の絵と三保の松原に祀られている三穂津姫命。この2つの暗号は、木花開耶姫と三穂津姫命は同神であり、渡来系の神である事を示している。
大国主とニギハヤヒ
静岡浅間神社の神部神社に祀られている大国主は美和大神とされている。つまりニギハヤヒ。ニギハヤヒの后は、瀬織津姫(市寸島比売命)。
つまり、木花開耶姫(多紀理毘売命)と瀬織津姫(市寸島比売命)は同神。大国主は大黒天。瀬織津姫は弁財天。二柱とも宝船に乗って外から来た渡来系の神。
大国主とイエス・キリスト
大国主がニギハヤヒであり、倉稲魂命(うかのみたまのみこと)、稲荷大神であるとの検証を前に行った。『解かれたニギハヤヒの封印 21 見せて隠す』参照。
稲荷は、『INaRI』つまり『INRI』。『INRI』はイエスを磔刑にする際に十字架(実際はT字架)に取り付けられた罪名板に書かれた文字。ラテン語の「IESUS NAZARENUS REX IUDAEORUM」の頭字語であり、日本語では「ユダヤ人の王、ナザレのイエス」と訳される。
大国主の出生は不明とされている。そして、大国主はイエス・キリストであるという仮説が間違っているとの証拠もない。この時代、年代の特定が極めて困難。
木花開耶姫と磐長姫、そして瀬織津姫
木花開耶姫と磐長姫、この二人の関係について次の仮説を立ててみた。
瀬織津姫の資質『すなお』と『みやひ』。木花開耶姫は『みやひ』な資質を持っていた。木花開耶姫は、『すなお』な資質を持った姉磐長姫との共同体制により、瀬織津姫の資質を得た。
こうして、『みやひ』な木花開耶姫は、『すなお』で『みやひ』な瀬織津姫となった。
『すなお』と『みやひ』の概念は、ホツマツタエに出てくる。
『すなお』と『みやひ』
『すなお』な心は、国之常立神(くにのとこたちのかみ:地球神ガイア)の神託を受けることのできる資質。『みやひ』とは、大御宝である民草の信頼を一気に引き受け、包み込むことのできる優しさを秘めた大きな心。この『すなお』な資質は巫女としての才能であり、神託を降ろし国を導くための必須の能力。
この事実を隠すために磐長姫(別名:菊理媛)の存在は神話において貶められている。
井宮神社
静岡市葵区井宮町にある井宮神社には、瀬織津姫(木花開耶姫)と菊理媛(磐長姫)が相殿でまつられている。そして、社の脇には小さな稲荷神社がある。
この暗号が長らく解けなかったのがだ、上記の仮説に基づいた木花開耶姫と磐長姫の関係を考えてみれば理解できる。菊理媛も号であり、ホツマの時代の菊理媛(アマテル・オオンカミの叔母)とは別人。
降神(神降ろし)
日本古来の降神(神降ろし)では、巫女(依坐・霊媒)と審神者(さにわ)がペアになって神の託宣を聞いていた。巫女は神を降ろす役割をし、審神者が巫女に降りている神が本物かどうか確かめる役割をする。
審神者は巫女に降りている神の正邪の判断をし、神が低級なものであればそれを祓う能力を有していた。
降神(神降ろし)はひとつ間違えれば(命を)持ってゆかれる可能性のある命懸けの側面があり、巫女と審神者の関係は自ずと深いものとなった。
超絶美人磐長姫
最近、Googleなどで磐長姫の画像検索をすると、超絶美人に描かれたイラストが目立つ様になってきた。これは、封印を解かれた磐長姫が絵かきさんたちにインスピレーションを送っているかのようなシンクロニシティー。しかし、これが磐長姫の本来の姿なのかもしれない。
参考
参考図書
はじめてのホツマツタヱ 天の巻
今村聰夫 著 磐崎文彰 編集
緒方徹 イラスト
太陽出版
はじめてのホツマツタヱ 地の巻
今村聰夫 著 磐崎文彰 編集
緒方徹 イラスト
太陽出版
はじめてのホツマツタヱ 人の巻
今村聰夫 著 磐崎文彰 編集
緒方徹 イラスト
太陽出版
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