封印の仕掛け
これまでにも、何度か複合神社三角陣封印結界の封印について記事にしてきたのですが、今回は全体を整理して分かりやすく書き換えてみることにしました。
最初は、アーリオーンの4番目の暗号にある「封印の仕掛け」の解除方法についてご説明いたします。
アーリオーンの4番目の暗号
『日向の直角三角形の封印において四の辺上に九つのポイントがある。
うち一カ所で日向は封印をしており、残り八カ所は偽物のポイントである』
封印のための仕掛け
何者かを、三角陣結界を使って封じるためには正三角形の三角陣を使います。三角陣を構成する三点と重心部に同じものを置き、封じたいものを重心部にも置くのです。
三角陣を構成する三点には、大地から良い気が溢れ出しているイヤシロチが選ばれます。いわゆる龍穴に当たる土地です。
注:正三角形の場合、外心・重心・垂心は重心に重なります。
第一の封印では、三四五の三角陣が使われていました。三四五の三角陣結界では、大地の気は結界線とオイラー線に沿って循環しますから、基本的に何者かを重心部においても封印することは出来ないのです。
三四五の三角陣を封印結界とするためには、重心と垂心の間に封印の仕掛けを施して、大地の気の流れを止める必要があるのです。
こうすることで、重心部と封印の仕掛けを施した箇所で何者かを封印することが出来るのです。
第一の封印
複合神社三角陣封印結界における最初の封印は第一の結界の静岡浅間神社境内社の大歳御祖神社(おおとしみおやじんじゃ)において施されていました。
「呪」の神髄は「嘘」ですから、大歳御祖神社に仕掛けられた嘘を見抜くことで、この封印を解くことが出来るのです。
大歳御祖神社は、その昔には大歳御祖皇大神神社(おおとしみおやすめおおかみじんじゃ)と呼ばれていました。御祭神は、大歳御祖皇大神さまでした。(注1)
大歳神社の御祭神は大歳御祖皇大神で古代史、神社伝承史では、大歳御祖皇大神さまとは、大物主大神の御幼名とされています。
現在の大歳御祖神社に祭られている大歳御祖命さまは、倉稲魂神(うかのみたまのかみ)・大年神(おおとしかみ)の母神さまであり、別名 神大市比売命(かむおおいちひめのみこと)さまであるとされているのです。
元の社名「大歳御祖皇大神神社」から「皇大神 」の3文字を取り除いて、大歳御祖神社としたのです。この時に御祭神を大歳御祖皇大神さまから、神大市比売命さまに変えてしまったのです。
この「嘘」が呪であり、この呪が封印の仕掛けとなり、三四五の結界内を流れる大地の気の流れを止めて、封印結界となしているのです。
「皇」の一文字は皇帝を表し、「祖皇」は、皇帝の祖であることを表しています。また「大神」は、偉大な神であることを表しているのです。
つまり、大歳御祖皇大神さまは大物主大神さまであり、その正体はイエス・キリストさまであるということなのです。
注1:消された覇王 (河出文庫)
小椋 一葉 著
第一の封印に封印された神
第一の結界を構成する三つの神社は次の三社です。
小坂熊野神社
伊勢神明社
井宮神社
この三社に共通する神様は次の二柱です。
饒速日命さま
瀬織津姫命さま
小坂熊野神社と伊勢神明社には熊野三神が祭られています。熊野三神とは次の三柱の神さまのことを指しています。
饒速日命さま
瀬織津姫命さま
素戔嗚尊さま
また、井宮神社には内津神社の瀬織津姫さまと井宮白山神社の菊理姫命さまが相殿で祭られています。境内社には、宇迦之御魂神さまを祭る稲荷神社があります。
稲荷神社は社格が正一位ですから、ここには宇迦之御魂神さまとともに佐田彦大神(イエス・キリスト:饒速日命)さまも祭られていると観るのです。
つまり、井宮神社にも瀬織津姫命さまと饒速日さまが祭られていると解釈するのです。
大歳御祖神社に祭られている神大市比売命さまは、瀬織津姫さまでもありますから、他の神さまをここに封じることが出来るのです。
瀬織津姫とは、「すなを」と「みやひ」の資質を兼ね備えた女帝に与えられる称号です。
同様に、大歳御祖神社には饒速日さまも祭られていると観ることが出来ますから、饒速日さまを使って、瀬織津姫さまを封印していると観ることも出来るのです。
大歳御祖神社の封じられている神様は次の三柱の神さまです。
宇迦之御魂神(大地母神イシス)さま
瀬織津姫さま
参考ブログ記事
大歳さまについて
大歳さまは、素戔嗚尊さまと神大市比売さまとの息子であるとされていますが、実際は孫に当たる方です。
素戔嗚尊さまと神大市比売さまの息女である市杵島姫命さまが機内入りを果たし、先代のニギハヤヒさまに嫁いで生まれた子供が大歳さまです。
大歳さまは、出雲と日向、ウガヤフキアエズ朝とニギハヤヒ朝(香久山朝)の血を受け継いだ皇子でしたが、大歳さまはアマテラスの義弟たちによる呪に対して耐えることが出来なくて、自死の道を選ばれたのです。
そのため、ニギハヤヒを襲名された大国主さまが、幼名として大歳の名を抱き、その功績を大歳さまにお与えになられたのです。
ですから、大歳御祖皇大神さまの神格の中には、幼くして命を絶たれた大歳さまと、本来の皇祖であるニギハヤヒ(イエス・キリスト)さまが混在しているのです。
このお話は、神大市比売さまの転生者さまから伺いました。そして、現世に転生されていた大歳さまは、すでに自死に対する因縁の解消を終えているのです。
第二の封印
第二の封印は、アーリオーンの暗号の二番目と三番目の暗号に関する封印です。
『三角に結んだ契り、345の有限の封印…真ん中で閉じよ、開く為』
『日向族は3のつく地名に345の封印をした』
三四五の三角陣結界の重心部に当たる3のつく地名にあったのが、静岡市駿河区馬淵3丁目の津島神社でした。
津島神社の御祭神は素戔嗚尊さまです。もし、ここで素戔嗚尊さまを封印するのであれば、同時に饒速日さまか瀬織津姫さまを祭らなければなりません。
しかし、境内には稲荷神社もないし、御祭神は素戔嗚尊さまただ一柱です。
しかし、この神社の本殿の造りを見るとそこに隠された女神がいらっしゃることが伺えるのです。
本殿の千木(ちぎ)が内削ぎなのです。通常千木が内削ぎであれば、そこには女神さまが祭られている事を意味するのです。
そして、鰹木(かつおぎ)は5本です。鰹木が奇数であれば、そこには男神さまが祭られていることを意味します。偶数であれば、女神さまになります。
千木と鰹木
津島神社(馬淵)の千木と鰹木
つまり、この神社には男神さまである素戔嗚尊さまともう一柱の女神さまが祭られていることになるのです。巧妙に隠されているのです。
また、この神社の境内には鳥居が2つあります。手前の鳥居は、地域住民から境内の土地を寄贈されて後から建てられたものであると伝えられています。
しかし、2つの鳥居の存在は、そこに2柱の神さまが祭られていることの暗示のような気がします。
津島神社(馬淵)の2つの鳥居
馬淵の津島神社の近所に、もう一つの津島神社があります。中原の津島神社なのですが、こちらの千木は外削ぎであり、鰹木は7本の奇数です。
中原の津島神社の千木と鰹木
参考ブログ記事
素戔嗚尊さまと瀬織津姫さま
馬淵の津島神社の近くに、素戔嗚尊さまと瀬織津姫尊さまを祭る2つの神社があります。中島の中島神社と、中野新田の水神社です。
千木と鰹木を確認しようにも、何れの神社の本殿はトタン造りの建物で覆われていて、確認できないのです。これは、隠して見せる手法ではないかと思うのです。
この封印を施した八咫烏さんたちは、このようにして封印を解くためのヒントをそこかしこにちりばめてくれているのではないでしょうか。
中島神社
中島神社:隠された本殿
水神社(中原新田)
水神社(中原新田)の本殿
封印された四柱の神さま
結論として、馬淵の津島神社には瀬織津姫尊(神大市比売)さまが隠されて祭られているということになります。それゆえ、ここには素戔嗚尊さまが封じられているのです。
第一の結界に封じられていた神様は次の4柱の神さまになります。
宇迦之御魂神(大地母神イシス)さま
瀬織津姫さま
津島神社(馬淵)
素戔嗚尊さま
次回は七の結界の封印解除について解説します。
一の結界 二の結界 三の結界 四の結界
五の結界
六の結界
七の結界
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