イサナギとイサナミの因縁
イサナギさまとイサナミさまの因縁とは、ツキヨミさまがウケモチさまを殺してしまったことから生じました。
イサナギさまとアマテルさま、イサナミさまの間にツキヨミさまの処遇を巡り意見の対立があり、その心労からイザナミさまが早逝されたと観ています。
イサナギとイサナミの因縁の解消
3人の転生者
昨日の記事ではまだ終わりではありませんでした。どうやら、イサナミさまとイサナギさまの因縁の解消を行う必要がありそうです。
イサナギさまとイサナミさまが和合するためには、この問題を解決しておく必要があるようです。イサナギさまが合流されたことで、急遽この件が持ち上がってきたのです。
3年前の調査ですが、イサナミさまとイサナギさまの転生者が現世に3名いらっしゃいます。イサナミさまが2名、イサナギさまが1名です。3名さまとも因縁の解消が必要です。
イサナミさまも、イサナギさまもしっかりと現世に分け御魂を送り込んでいたのです。
本来であれば、因縁の解消はご本人様が行う必要があるのですが、ご自身の過去生について知らなければ、因縁の解消はできません。こうした場合、他者が代わりに行うことも出来るのです。
一時期、このような御神業に従事していたこともあります。
当時、この御神業に関わる者は『伊雑宮 (いざわのみや) に行ってはいけない、調べてもいけない』と云われておりました。しかし、ようやく、伊雑宮についての調査を行える段階に来たのです。
昨日の記事を読まれた仲間から『そういえば因縁の御霊の方々の中にホツマツタヱ系の前世の方が何人かいらしたのですが……イサナギさま、イサナミさまとか……。』
との指摘を受けて、調べてみるとお三方とも因縁の解消が必要であると記されていたのです。寝耳に水とはこのことです。これを行う必要がありそうです。
加具土命の神話
イサナミさまが神上がりされた原因が加具土命 (かぐつちのみこと) さまにあるとされていますが、加具土命さまの神話はツキヨミさまの事件に関する隠喩となっています。(注1)
ツキヨミ (月夜見尊) さまがウケモチさまを殺害し、国外へ逃亡された事件を加具土命さまの神話として残しているのです。
先の記事にも書きましたが、ツクヨミノミコトさまは3名いらっしゃいます。月夜見尊さまと、月読命さま、そして月弓命さまです。いづれもツクヨミノミコトと読みます。(注2)
ツキヨミ (月夜見尊) さまは、富士高天原王朝の継承者でした。しかし、国外退去となります。統治王がいなくなった後を継いだのが、妻であり祭祀王であった桜田媛さまでした。ですから、月夜見尊を名乗りました。
この方が女神であるツクヨミノミコトさまです。そして、次代の富士高天原王朝の継承者は息子の月読命さまとなります。この方が大国主であるツクヨミノミコトさまです。
ツキヨミ (月夜見尊) さまは、月弓命さまと名を変え国外へと出奔されたのです。これが、ツクヨミノミコトさまが3名いらっしゃるという背景でした。
注1:加具土命の神話
tukishiro-art-lab.hatenablog.com
注2:3人のツクヨミノミコト
tukishiro-art-lab.hatenablog.com
ツキヨミの処遇
宇迦之御魂神
ツキヨミさまの処遇について、イサナギさまとアマテルさま、そしてイサナミさまとの間で意見の相違があったのではないかと推測します。
この件が原因で、イサナミさまが心労から早逝する事態となったのではないでしょうか?それゆえ、この件がイサナミさまとイサナギさまの因縁となっているのではないでしょうか?
ウケモチさまとは、それだけ重要な方だったのです。ウケモチさまについて、ホツマツタヱは次のように伝えています。(注1)
クニサツチの子。トヨクンヌの兄弟で、日・月(陽・陰) から日・夜潤種を授かる。
天に還ってからは稲荷神のタオウケモチとして崇められる。(注2)(注3)
この一族は代々ヤマシロの花山の野を治め、先進の農業技術を持っていたようだ。
ウケモチの名前は以後世襲され、農水大臣のような役職名となったようだ。
初代ウケモチの八世の孫がカダマロ。
ウケモチさまとは、宇迦之御魂神さまだったのです。極めて重要な方でしたね。ツキヨミさまは、大変な方を殺してしまったのです。
この件については、薄々気付いていたのですが、やはりこうして記事にする事と成ったのです。これも、この一連のブログ記事が宇迦御魂大神さまの課題ゆえの事でしょう。
注1:ウケモチ・タオウケモチ
注2:イナルカミ
稲荷神 (結和る神)。
豊穣の神。イナルは「実る」と同義。
ウケミタマとウケモチ。
注3:ウケミタマ・ウケノミタマ
宇迦御魂神。宇迦神。
京都府京都市伏見区深草藪ノ内町、伏見稲荷 (フシミイナリ) 大社
宇迦之御魂大神
宇迦之御魂神 (うかのみたまのかみさま) さまと豊受大神 (とようけおおかみ) さま、大気都比売神 (おおげつひめのかみ) さまの関係は次のようになります。
宇迦之御魂大神 (五六七(みろく)の大神)
厳の御魂 豊穣の女神 イシス (変性男子)
瑞の御魂 宇迦之御魂神 (六六六(みろく)の大神) (変性女子)
厳の御魂が海外へ一度出て、豊穣の女神イシスさまとなり、日本に回帰してきたのです。それゆえ、豊受大神さまには天女伝説があるのです。(注1)
以前の記事で、伊都能売神さまが菊理比売大神さまと六六六の大神さまの分け御魂を頂いていると書きましたが、六六六の大神さまが宇迦之御魂神さまであれば、次のように書き換えることが出来るのです。
菊理比売大神 厳の御魂
宇迦之御魂神 瑞の御魂
菊理比売大神 瑞の御魂
宇迦之御魂神 厳の御魂
これで、すっきりしました。
素戔嗚の悪行
素戔嗚尊さまが行ったとされる悪行には、次の4つがあります。
1:天照大神の神田である天狭田 (あまのさなだ)・長田 (ながた) に対して、春には種を重ね播きしたり、田の畦 (あぜ) を壊したりした。(種の重ね播きは本来の穀物の生育を阻害することになる)
2:秋には田にまだら毛の馬を放して田の中を荒らした。
3:天照大神が新嘗 (にいなめ) の祭事 (新しい穀物を神に供える祭り) をされている時に、その宮に糞をした。
4:天照大神が神衣を織るために神聖な機殿 (はたどの) におられた時、まだら毛の馬の皮を剥いで、屋根に開けた穴から投げ入れた。天照大神は大変驚かれて、機織の梭 (ひ) で身体を傷つけられてしまう。(注1)
この4つの素戔嗚尊さまが行ったとされている悪行、これらは実際はツキヨミさまが行った悪行であり、そのため国外へと追放されたのではないだろうか?
そのような気がしてきました。
注1:出典:素戔嗚尊が行ったと云われている数々の悪行
国外退去
当時における農業は国家運営における最重要事項であったと考えられます。ツキヨミさまは、不勉強から当時の最先端農法であった肥溜めや堆肥に関する知識がなかった。
そのため、農業大臣であるウケモチさまを、自身の無知から殺してしまったのです。イサナギさまやアマテルさまが激怒したであろうことが容易に推測されます。(注1)
徹底的に怒られ罵倒され、ふてくされた挙句に数々の子供じみた悪戯をしでかしたのではないだろうか?ツキヨミさまは、『母の国へ行きたいと言って泣き叫ぶ子供のような一面』もあったのです。(注2)
兄であるアマテルさまや長兄であるヒヨルコさまがあまりにも優秀であったため、甘やかされて育てられたのかもしれません。これをイサナミさまは苦にしたのではないでしょうか。
ツキヨミさまも、よもや三男である自分が富士高天原王朝の継承者となることなど夢にも思っていなかった。そのため、政 (まつりごと) に関する勉強を怠っていた。
そのため、初めてのお使いでウケモチさまの元へと派遣されたのですが、この始末です。イザナギさまやアマテルさまが怒るのも当然のことでしょう。挙句の果てに、子供じみた嫌がらせの数々です。
その結果、国外退去を命ぜられたのです。このように推測してみました。
注1:ウケモチさまの殺害
ホツマツタヱ15綾 御食よろず成り初めの綾:後編
日の神 アマテルに次ぐ月の神 ツキヨミは伊勢の皇大神宮別宮と豊受大神宮別宮に
注2:子供のような一面
秦氏と氏神
秦氏と宇迦之御魂大神
渡来人
秦氏は、回帰系の日本人であり月弓君 (ゆづきのきみ) に率いられていたことからも、ツキヨミさまの末裔であると観ることが出来ます。(注1)
また、伏見稲荷大社に祀られている宇迦之御魂大神さまが豊穣の女神イシスさまであり、佐田彦大神 (さたひこおおかみ) さまがイエス・キリストさまであるとするならば、彼らがユダヤ系であることも納得できます。(注2)
そして、伊勢神宮の内宮 皇大神宮 (こうたいじんぐう) にイエス・キリストさまを天照大神さまとして祭り、外宮 豊受神宮 (とようけじんぐう) に豊穣の女神イシスさまを豊受大神 (とようけのおおかみ) さまとして祭りました。当初は、外宮には月読尊さまも祭られていたのです。
皇大神宮の心御柱 (しんのみはしら) に十字架を使い、元伊勢の伊雑宮には罪名版を安置しているなど、原始キリスト教徒としての秦氏の姿が浮かび上がってきます。(注3)
彼らは当然のことながら、祖神であるツキヨミさまの悪行の事は知っており、伊勢神宮建立に資金援助をして大和朝廷に協力しながら、記紀編纂事業の折に、ツキヨミさまの悪行を素戔嗚尊さまの悪行にすり替えさせてしまったのではないだろうか?
記紀編纂事業は、秦氏の血を受け継ぐと云われている天武天皇が始めています。そして、天武天皇は自信を月読尊さまになぞらえ、外宮に豊受大神さまと共に月読尊さまを祭っているのです。(注4)
記紀原書とされるホツマツタヱには残されていたであろう、ツキヨミさまの悪行に関する記述もソサノヲさまの悪行にすり替えてしまったのではないでしょうか?そんな気がしてなりません。(注5)
注1:月弓君
【隠された古代氏族】古代史最強だった?謎多き秦氏の正体とは?
【禁忌】絶対に紐解いてはならない!?古代史最強だった秦氏とユダヤの秘密
注3:十字架と罪名版
伊勢谷 武 (著)
失われたキリストの聖十字架「心御柱」の謎―裏神道の総元締め「八咫烏」が明かす封印された第三の伊勢神宮と天照再臨 (ムー・スーパーミステリーブックス)
飛鳥 昭雄 (著), 三神 たける (著)
注4:外宮に豊受大神と共に月読尊を祭る
tukishiro-art-lab.hatenablog.com
注5:記紀原書
定本〔ホツマツタエ〕―日本書紀・古事記との対比
池田 満 (著)
籠神社と饒速日
籠神社
元伊勢の伊雑宮と同様に重要な元伊勢神社に籠神社 (このじんじゃ) があります。籠神社のご祭神は、彦火明命 (ひこほあかりのみこと) さまです。別名に饒速日命 (にぎはやひのみこと) さまがあります。
籠神社の絵馬には、饒速日命さまと市杵嶋姫命 (いちきしまひめのみこと) さまが描かれています。この方を瀬織津姫 (せおりつひめ) さまであると解釈される方もいらっしゃいますが、それは誤解です。
市杵嶋姫命さまは、出雲の素戔嗚尊さまと日向の女王神大市比売さまの娘です。正当な天孫系であるウガヤフキアエズ王朝の血を引いているのです。
それゆえ、籠神社の絵馬に描かれているのです。そして、この方が磐長姫さまの転生者であり、ツキヨミさまの末裔でもあるのです。
神大市比売さまは、アマ族として日本に回帰してきたツキヨミさまの末裔です。高い霊的能力を持った祭祀王でした。(注1)
記紀編纂事業の折に天照大神とされた方です。しかし、秦氏は彼らの氏神であるイエス・キリストさまも天照大神として伊勢神宮の内宮 皇大神宮に祭ったのです。
注1:イエス・キリストは月読尊の末裔 補足
tukishiro-art-lab.hatenablog.com
伏見稲荷大社
天鈿女命
饒速日さまである大年神 (おおとしのかみ) さまには妻が3人いらっしゃいます。伊怒比売 (いのひめ) さまと香用比売 (かぐよひめ) さま、そして天知迦流美豆比売 (あめしるかるみづひめ) さまです。(注1)
伊勢市の朝熊神社 (あさくまじんじゃ) には、大歳神さまと苔虫神 (こけむしのかみ) さま、そして朝熊水神 (あさくまのみずのかみ) さまが祭られています。
天知迦流美豆比売さまが市杵嶋姫命さまであり苔虫神さまにあたります。苔虫神さまは、磐長姫 (いわながひめ) さまです。
香用比売さまが朝熊水神さまにあたります。香用比売さまは、ニギハヤヒ王朝の正当な祭祀王です。瀬織津姫の称号を持たれた方です。
伊怒比売さまは、伏見稲荷大社 (ふしみいなりたいしゃ) に大宮能売大神 (おおみやのめのおおかみ) さまとして祭られています。別名天鈿女命 (あめのうずめのみこと) さまです。
この方がマグダラのマリアさまにあたります。木花咲耶姫さまの転生者です。
豊穣の女神イシスさまを指導神として伴い、イエス・キリストさまと共に日本に回帰してきた方です。
ですから、伏見稲荷大社の稲荷大明神とは、宇迦之御魂神さまと豊穣の女神イシスさま、イエス・キリストさまとマグダラのマリアさまになります。
伏見稲荷大社は秦氏の神社ですから、堂々とマグダラのマリアさまを祭っているのです。
整理すると次のようになります。
伊怒比売 = 大宮能売大神 = 天鈿女命 = マグダラのマリア = 木花咲耶姫
注1:ウィキペディア - 年神
秦氏の暗号
記紀やホツマツタヱ、皇大神宮や豊受神宮と伊雑宮、籠神社や朝熊神社、伏見稲荷大社や松尾大社などのご祭神に仕込まれた暗号。これらに秦氏の関りを見ることが出来ます。
この暗号を紐解いて行くと、浮かび上がってくるのが饒速日の存在です。また、ホツマツタヱの神々さまの姿が浮かび上がってくるのです。
秦氏は、ツキヨミの罪を消すために歴史の改ざんを行いながらも、実際の歴史の真実にたどり付けるような暗号をそこかしこに残しているように思えるのです。
今回の一連の記事は、まさに秦氏の氏神さまである宇迦之御魂大神さまの課題として書き上げています。日々新たな発見があり、なかなか終わりが見えません。
今日の記事では、ツキヨミさまの悪行を暴露するような内容となっています。これも、ツキヨミさまが望まれた事なのかもしれません。
黄金の未来、『みろくの世』を迎えるためには、ツキヨミさまの犯した罪汚れを洗いざらい光の下にさらけだして、祓い清める必要があったのではないでしょうか?
『いつきの道』と『とつぎの道』
古神道の道
古神道の道は、最初に神さまと繋がるところから始まります。これを『いつきの道』と呼ぶのだそうです。それゆえ、そこに至るまでの教条的な教えが存在しないのです。(注1)
この道は、神職にある家系に秘伝で伝承されているのかもしれません。それゆえ、一般人が知る機会がないのではないでしょうか?(注2)
『いつきの道』では、数々の試練を神さまから受けます。この段階を終えると『とつぎの道』に入ります。神さまとともに、課題に挑戦する道です。この段階に来て、初めて実戦的な活動に入るのです。
人知れず、このような道を歩まされてきました。世の中には、古い神道の家系に生まれて、このような道を歩まれている方々も大勢いらっしゃるのではないかと推測しています。
『みろくの世』実現まで、あと少しの段階にまで来ていると感じている今日この頃です。
注1:『いつきの道』
言霊百神〔新装版〕古事記解義 (「小笠原孝次・言霊学」シリーズ)
小笠原 孝次 (著), 七沢 賢治 (監修)
注2:秘伝で伝承
【秦氏の神謀り構想】今すぐ宇宙のエネルギーを受信する為の身体作りをせよ【第百三十五世 深草秦氏 祭司兼統理 高千穂天磐境大社 宮司 土御門兼嗣さん⑤】斎名智子 山本時嗣 大人の スピリチュアル
tukishiro-art-lab.hatenablog.com
資料編 2参照 秦氏による動画です。
第百三十五世 深草秦氏 祭司兼統理 高千穂天磐境大社 宮司 土御門兼嗣氏が動画に登場して、秦氏に関する貴重な情報を明かされています。①~④
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