封印された神さまと隠された神さま
封印された神さまには、「嘘」を呪として使い封印された神さまと、封印結界に封じられた神さまがいらっしゃいました。また、岩戸に封じられたり、貶められた神さまもいらっしゃいました。
そして、小さな嘘で封じ、その存在を隠蔽された神さまがいらっしゃいました。ヒルコ(稚日女尊:わかひるめのみこと)さまとヒヨルコ(伊都能売:いづのめ)さま、そしてツキヨミ(月読尊:つくよみのみこと)さまです。
ツキヨミさまのその正体は不明です。記紀にもホツマツタヱにも記述が少なすぎるのです。今回は、ツキヨミさまの正体を探ります。
凡例
嘘呪:「嘘」を呪として使い封印された神さま
呪詛:呪詛を用いて封印されている神さま
封印:封印結界に封じられた神さま
岩戸:岩戸に封じられた神さま
貶め:貶められた神さま
隠蔽:隠蔽された神さま
十一面観音の12柱の神々さま
1:伊邪那美大神さま 岩戸
2:天照大神さま 嘘呪 封印 岩戸
3:饒速日命さま 嘘呪 封印 岩戸
4:瀬織津姫さま 嘘呪 封印 岩戸
5:素戔嗚尊さま 嘘呪 封印 岩戸
6:磐長姫さま 嘘呪 封印 貶め
7:宇迦之御魂神さま 嘘呪 封印
8:木花咲耶姫さま 嘘呪 封印
9:菊理媛大神さま 貶め
10:稚日女尊さま 隠蔽
11:月読尊さま 隠蔽
12:観音菩薩さま 隠蔽
(ヒヨルコ:伊都能売)
その他の神々さま
1:伊弉諾大神さま 岩戸
2:国常立尊さま 呪詛 封印
3:菅原道真さま 封印
十一面観音の本体は観音菩薩さまです。観音さまは、アマテルさまの兄でありワカヒメさまの弟であるヒヨルコ(伊都能売:いづのめ)さまです。この神さまも隠蔽された神さまです。
観音菩薩さまは、11柱の神々さまと習合したことで、ミロク大神(五六七大神:日月地大神)へと昇格されています。(注1)
注1:観音菩薩さま
観音様は光明如来となられ、応身弥勒と化される。そして次に本当のミロクとなられる。応身弥勒までが仏で、大神になられて、本当の弥勒になられる。弥勒は仏の弟子で、ミロク大神となると――五六七大神、日月地大神と書くのが本当である。(「観音と弥勒菩薩、弥勒神」講話集補 年代不明)
参考ブログ記事
tukishiro-art-lab.hatenablog.com
隠蔽された神さま
月読尊(つくよみのみこと:ツキヨミ)さまは、ホツマツタヱでも記紀でも記述が少なく、意図的にその存在が隠されています。(注1)
記紀には、富士山に関する記述が一切出てきません。これは、富士山の麓にあった古代王朝である富士高天原王朝の存在を隠す為でした。(注2)
同じように、ツキヨミさまの存在が隠蔽されているのは、ツキヨミさまの末裔が富士高天原王朝を引き継いでいたからなのです。
アマテルさまの時代に、北九州に渡来系民族が大量に押し寄せてきます。そのため、畿内から日向へと王朝を移します。
統治王であったアマテルさまの末裔は日向の筑紫の宮へと移り、防人(さきもり)の役目を果たします。これが、後のウガヤフキアエズ王朝です。
司祭王であった瀬織津姫さまの末裔は畿内に留まり香久山(ニギハヤヒ)王朝となります。この二朝分裂時代においても富士高天原王朝は連綿と続いていたのです。
ツキヨミさまの正体は、セオリツヒメホノコさまの父オオヤマヅミさまです。(注3)
オオヤマヅミ --- セオリツヒメホノコ(祭祀王)
アマテル(統治王)
オオヤマヅミ
オオヤマズミノカミには、大山祇神・大山津見神・大山積神などの文字が充てられていますが、本来の意味は、大山住神です。大山(富士山)に住む神という意味です。(注4)
これは、「木花咲耶媛の復活 加茂喜三著」(注5)にある「月夜見命の系譜」(注6)を見ると分かります。
月夜見命の8人の息子(八王子)のうち、大山祇命以外の7人には、皆「山住」の漢字が充てられているのです。
月夜見命 妻:桜田媛命
名留戸媛命
月結媛命
弟山住命
奥山住命
倉山住命
紫山住命
葉山住命
原山住命
外山住命
木花咲耶媛尊
岩長姫命
月夜見命さまの妻の名は、桜田媛さまです。そして、その息子である大山祇命さまの娘に木花咲耶媛尊さまと岩長姫命さまの名前があります。
2つの系譜の比較
ホツマツタヱのオオヤマヅミの系譜は次のようになっています。3代にわたってオオヤマヅミの名を継承しています。
サクラウチ(オオヤマズミ)
ホノコ(セオリツヒメ)
オオヤマカグツミ(オオヤマズミ)
カンタラ
マウラ(オオヤマズミ)
イワナガ
アシツヒメ
この系譜に、先ほどの月夜見命さまの系譜を重ねてみます。
サクラウチ(オオヤマズミ):桜田媛命
ホノコ:名留戸媛命(瀬織津姫)
ハナコ:月結媛命
オオヤマカグツミ(オオヤマズミ):月夜見命
カンタラ
マウラ(オオヤマズミ):大山祇命
イワナガ:岩長姫命
アシツヒメ:木花咲耶媛尊
つまり、月夜見命さまの妻の桜田媛さまを初代のオオヤマヅミのサクラウチとしているのです。月夜見命さまを2代目オオヤマヅミであるオオヤマカグツミとしているのです。
整理すると次のようになります。
オオヤマカグツミ(オオヤマズミ):月夜見命 ⇒ 月弓命
ホノコ:名留戸媛命(瀬織津姫)
ハナコ:月結媛命
カンタラ
マウラ(オオヤマズミ):月読命
イワナガ:岩長姫命
アシツヒメ:木花咲耶媛尊
月夜見命さまは、ウケモチノカミ殺害の罪で海外へと出奔されます。その時、名を月弓命とします。そのため、初代ツキヨミが桜田媛さまとなり、息子のマウラさまが月読尊を継承します。(注1)
ツキヨミさまが女神さまであるという伝承はここからきていると推測されます。また、月読尊さまは富士高天原王朝の継承者ですから、大国主とも称されているのです。
長崎県壱岐市葦辺に月讀神社(月読神社)があります。ご祭神は、月夜見命、月弓命、月読命の三柱が祀られており、読み方は全て「ツクヨミノミコト」です。(注2)
月読尊さまの娘が瀬織津姫ホノコさまであり、孫娘が木花咲耶媛尊さまということになるのです。そして2人とも水の女神さまです。ということは、桜田媛命さまも水の女神さまではないだろうか?という疑問が湧いてくるのです。
注1:ウケモチノカミ殺害
注2:月讀神社(壱岐)
『古事記』では、神産みにおいて伊邪那岐命と伊邪那美命との間に生まれた。その後、草と野の神である鹿屋野比売神(野椎神)との間に以下の四対八柱の神を生んでいる。
(ウィキペディアより)
ここにある、次の2つの記述はツキヨミ(月読尊)さまに重なるのです。
2:「八柱の神を生んでいる」(八王子)
ここでは、鹿屋野比売神(かやのひめ)(別名 野椎神:のづちのかみ)さまが桜田媛さまに当たります。カヤノヒメは、草野の神さまです。
神産み神話に隠された神さま
イザナギさまとイザナミさまの神産みの神話に、夫婦神(めおとかみ)であるハヤアキツヒメさまとハヤアキツヒコさまが出てきます。この両神(ふたかみ)さまが揃うと伊都能売(いづのめ)さまになるのです。
伊都能売さまは女神さまであるとされています。地上に出たのが男神のハヤアキツヒコさまであり、神界で見守っていたのが女神のハヤアキツヒメさまです。このハヤアキツヒメさまは、アマテルカミの妃さまではありません。
観音菩薩さまが女神とされるのは、伊都能売さまの本来の姿が女神さまだからでしょう。伊都能売さまは、月読尊様同様に隠蔽された神さまです。(注7)
ヒヨルコさまについて、ホツマツタヱは次のように語っています。
最初の子、ワカ姫ヒルコはイワクス船に乗せて流され、カナサキ夫妻に拾われ、西殿で育てられる。次にヒヨルコを淡路で出産するが、未熟児の死産だったようで、葦船に乗せて流す。
3アヤ
神産みの神話には、もう一組の夫婦神が出てきます。オホヤマツミさまとカヤノヒメ(ノツチ)さまです。こちらの両神さまは、隠蔽された神さまである月読尊さまとその妻神さまである桜田媛さまです。
この二組の夫婦神さまからは、それぞれ八柱の神々さまが生まれています。これは、それぞれ王朝を継承した二組の秘匿された神さまがいることを物語っているのではないでしょうか?
王朝の継承者たち
月読尊さまは富士高天原王朝を継承し、伊都能売さまは大陸に渡り、中国とインドの王朝を継承したのではないでしょうか?
神産み神話の系図に、月読系には一組の夫婦神がいます。そして、伊都能売刑には2組の夫婦神がいます。これは、継承する王朝の数を意味していると観たのです。
伊都能売さまは中国からインドに渡っています。中国では観世音菩薩と呼ばれ、インドでは観自在菩薩さまと呼ばれます。
インドではシッタ(後の仏陀)を悟りの道へと誘います。これは、シッタに来日して修行することを薦めたのではないでしょうか?竹内文書には、仏陀もイエスさま同様に来日したと伝えられているのです。
伊都能売さまは、シッタ(仏陀)を誘い日本に戻られたのかもしれません。その姿が恵比寿さまとして伝えられているのではないでしょうか?
恵比寿さまは、大黒(大国主:イエス・キリスト)さまと弁財天(マグダラのマリア)さまと同じように、船に乗って来日した神さまです。
ヒヨルコ= 伊都能売 = 観世音菩薩 = 観自在菩薩 = 恵比寿
このように、神産み神話の系図に、隠された神さまである月読尊さまと伊都能売さまの存在を観ることが出来るのです。
クニトコタチと八皇子
24(34)代目のミナカヌシであるクニトコタチさまには八人の皇子さまがいらっしゃいました。クニトコタチさまの八人の皇子たちのお名前は「ト・ホ・カ・ミ・ヱ・ヒ・タ・メ・」と一字で表されます。
それぞれ、トのミコト、ホのミコト、カのミコト、ミのミコト、ヱのミコト、ヒのミコト、タのミコト、メのミコトと呼ばれていました。
八人の皇子たちは八方に散らばり、それぞれの国を治めます。八皇子さまは国内だけではなく、遠くインドやシュメールにまで統治していたのです。
方位と季節
伊都能売(ヒヨルコ)さまは、ソサノヲに命を狙われ、大陸に渡ります。その後、インドにまで足を延ばしているのです。インドにあったクニトコタチさまの統治国に渡り、王朝を継承されたのかもしれません。
家宅六神と加具土命神話
神産み神話に出てくる三組の家宅六神(かたくろくしん)は、それぞれがアマテルさまとセオリツヒメさま、ソサノヲさまとオトヒメさま、ワカヒメさまとオモイカネさまを表しているような気がします。
イハツヒコ + イハツヒメ = アマテル + セオリツヒメホノコ
オホトヒワケ + アメノフキヲ = ワカヒメ + アチヒコ(オモイカネ)
オホヤビコ + カザモツワケノオシヲ = ソサノヲ + オトヒメ
これで、イサナギさまとイサナミさまの六人の子供たちが出そろうのです。
ヒルコ(ワカヒメ)、ヒヨルコ、アマテル、ツキヨミ、ソサノヲ
加具土命(かぐつちのみこと)の神話は、王朝を富士山麓から畿内に遷都した際に、富士山麓に残された富士高天原王朝を意味していると観ています。
八王子
ヒノカグツチの死体から生まれた八柱の神には、それぞれ「ヤマツミ」が付きます。これは、月読尊さまの八王子を表しているのです。
マサカヤマツミ(頭)
オドヤマツミ(胸)
オクヤマツミ(腹)
クラヤマツミ(陰部)
シギヤマツミ(左手)
ハヤマツミ(右手)
ハラヤマツミ(左足)
トヤマツミ(右足)
月読尊さまの八王子は、次の八柱の神々さまです。
弟山住命(オトヤマツミ)
奥山住命(オクヤマツミ)
倉山住命(クラヤマツミ)
紫山住命(シバヤマツミ)
葉山住命(ハヤマツミ)
原山住命(ハラヤマツミ)
外山住命(トヤマツミ)
水の神さまと農耕の神さま
また、加具土命を切った際に、その血から生まれた神々さまは次の通りです。
ネサク
イハツツノヲ
ヒハヤヒ
タケミカヅチノヲ(タケフツ、トヨフツ)
この中で、クラオカミは闇龗神(くらおかみのかみ)を表しています。闇龗神さまは、山に不降る雨を司る龍神だとされています。
クラミツハは、闇罔象神(くらみつはのかみ)であり、「ミツハ」は「水早」で、水の出始めを意味します。これは弥都波能売神(みつはのめのかみ)の罔象(ツミハ)と同じ意味です。クラオカミとクラミツハは、水の神さまだといえるのです。
また、ミカハヤヒは甕速日神(みかはやひのかみ)であり、ヒハヤヒは樋速日神(ひはやひのかみ)です。甕は池を意味し、樋は水路を意味しているところから、農耕の神と観ることが出来ます。
これらのことから、こちらの八神さまは、桜田媛さまの系統であると観ることが出来るかと思うのです。
女神の大山祇神さま
日本書紀には、木花咲耶姫さまと磐長姫さまの親神として女神の大山祇神さまが登場します。
日本書紀 第九段本文―9 事勝国勝長狹の国
原漢文
時彼国有美人、名曰鹿葦津姫。亦名神吾田津姫。亦名木花之開耶姫。皇孫問此美人曰「汝誰之女子耶。」對曰「妾是、天神娶大山祇神、所生兒也。」
現代語訳
さて、この国に美しい少女が居ました。
名前を鹿葦津姫(かしつひめ)と言います。
別名を神吾田津姫(かむあたつひめ)、もしくは木花之開耶姫(このはなさくやひめ)と言います。
皇孫(すめみま)はこの美しい少女に聞きました。「お前は誰の子か?」
少女は答えました。「私は天神(あまつかみ)が大山祇神(おおやまつみのかみ)を娶って生んだ子です」
ここに登場してくる皇孫はニニキネ(瓊瓊杵尊)さまであり、天神がツキヨミ(月読尊)さま。そして、女神として登場する大山祇神さまが桜田媛さまというわけです。
水の女神:ミズハノメノカミ
古事記:弥都波能売神
神社の御祭神としては水波能売命と表記されることも多くなっています。
伊邪那美さまの尿から生まれたとされる弥都波能売神さまは水の女神さまです。月読尊さまの娘の瀬織津姫ホノコさまと、孫娘の木花咲耶媛尊さまも水の女神さまです。
今のところ推測にしかすぎませんが、月読尊さまの妻神である桜田媛命さまは、弥都波能売神さまではないでしょうか?そんな気がしてなりません。
太陽と月と海原
古事記 上巻より
原漢文
此時伊邪那岐命、大歡喜詔、吾者生生子而生終、得三貴子、即其御頸珠之玉緒母由良邇【此四字以音。下效此。】取由良迦志而、賜天照大御神而詔之、汝命者所知高天原矣、事依而賜也。故其御頸珠名、謂御倉板擧之神【訓板擧云多那。】 次詔月讀命、汝命者所知夜之食國矣、事依也。【訓食云袁須。】 次詔建速須佐之男命、汝命者所知海原矣、事依也。
現代語訳
この時、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)は、大いに喜んで、「私は子を生みに生んで、最後に三柱の貴い子たちを得た」と言って、すぐにその首飾りの玉の緒を、手に取ってゆらゆらと揺り鳴らしながら、天照大御神に渡し、「あなたは高天原を統治しなさい」と委任した。それで、その首飾りの名を御倉板挙之(みくらたなの)神という。次に、月読命に、「あなたは、夜之食国(よるのおすくに)を統治しなさい」と委任した。次に、建速須佐之男命に「あなたは、海原(うなばら)を統治しなさい」と委任した。
アマテルさまが表の王朝(高天原)である後のウガヤフキアエズ王朝を継ぎ、ツキヨミさまが裏の王朝(夜の国)である富士高天原王朝を引き継いだのです。太陽と月の関係です。
そして、ソサノヲさまは、大陸に渡りオトヒメさまとともに新たな王朝を築きましたから、海原を任せられたことになるのです。
このような操作をしてツキヨミさまの正体を隠していたのです。
注1:ツキヨミ
注2:富士高天原王朝
注3:サクラウチ
注4:オオヤマヅミ
注5:木花咲耶媛の復活 加茂喜三著
注6:月夜見命系譜
(クリックすると拡大できます。)
注7:ヒヨルコ
三嶋大社と瀧川神社
静岡県の三嶋大社は、大山祇命さまと積羽八重事代主神さまを主祭神とする伊豆国の一宮です。境内には、立派な桜並木があります。(注2)
大山祇命とは富士高天原王朝の統治王の称号であり、瀬織津姫さまの父神様である月読尊さまと、母神さまの桜田媛さま、そしてその息子であり、木花咲耶媛尊さまの父神さまの3名がおられることが分かっています。
三島大社の主祭神である大山祇命さまは男神さまです。通常、大山祇命さまといえば木花咲耶媛尊さまの父神さまの事を意味します。
木花咲耶媛尊さまを浅間神社の主祭神として祭る、静岡浅間神社の境内社である麓山神社(はやまじんじゃ)に祭られている大山祇命さまは、木花咲耶媛尊さまの父神さまであるとされています。
しかし、三島大社には、木花咲耶媛尊さまはどこにも祭られておりません。代わりに瀬織津姫さまを祭る祓戸神社(はらえどじんじゃ)があります。
三島大社の主祭神である大山祇命さまは、実のところ、瀬織津姫さまの父神である月読尊さまではないでしょうか?
境内にある桜並木は、ここが桜田媛さまの故郷であることを物語っているようです。月読尊(大山祇命)さまの娘である瀬織津姫さまと、孫娘の木花咲耶姫さまは、お二方とも桜の女神さまです。
大山祇命さまは木花咲耶媛尊さまと瀬織津姫さまの親神さまを意味しているのですから、単純に次のように考えてもいいのではないかと思うのです。
大山祇命さま = 月読尊さま
大山祇命(月読尊)さまは、全国の大山祇神社(山積神社/大山積神社/大山津見神社含む)の他、三島神社(三嶋神社)や山神社(山神神社)の多くでも主祭神として祀られています。そして、その数はそれぞれ897社、402社、3075社の計4374社です。
三嶋大社の桜並木
三嶋大社の境内には祓戸大神(はらえどおおかみ)の四神(瀬織津姫神、速秋津姫神、気吹戸主神、速佐須良姫神)を祭る祓戸神社があります。
積羽八重事代主神さまは、ホツマツタヱのツミハにあたります。ミシマミゾクイの娘のタマクシ姫との間に、クシミカタマ、クシナシ、タタライスズ媛を儲けます。(注3)
三島大神はツミハヤヱコトシロヌシだと言われています。ツミハはミゾクイの娘婿だからミシマを名乗っても不思議はないのです。
瀧川神社
静岡県三島市には、瀬織津姫さまの生誕地とされる瀧川神社があります。(注1)
瀧川神社
この瀧川神社は2013年10月末に心無い賽銭泥棒によって放火され、社殿が全焼。しかし奇跡なのか?燃え盛る炎の中で御神体だけは無傷だったのです。
そんな瀧川神社ですが、氏子総代の再建したいという強い想いと当時、小学6年生だった女の子が巫女舞を舞いたいという想いで奇跡の物語が始まったようです...
これが中学生による巫女舞か!!と鳥肌が立つような巫女舞をご覧ください。
【神回】 2022年瀧川神社例大祭金色の光と巫女舞 SINTO Miko Kagura dance
注1:三嶋大社
注2:瀧川神社
注3:ツミハ
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