複合神社三角陣封印結界には、8つの三角陣結界と17の重要なお社があります。
8はクニトコタチの8皇子、17は最初の17柱の神さまの数に相当します。
国常立尊さまは、8つの三角陣結界と17のお社に封印されていたのです。
地球開放計画の立役者
クニトコタチ
国常立尊(くにとこたちのみこと)さまは、ホツマツタヱでは24(34)代目のミナカヌシであるクニトコタチさまです。(注1)
国常立尊は艮の金神(うしとらのこんじん)とも呼ばれ、その昔、邪神たちによって京都から見て丑寅(うしとら)の方角に封じられたとされています。
その際に、身体をバラバラに切り刻まれたと言われています。また、数々の呪詛を用いて2度と復活できぬように徹底的に封じ込められたのだそうです。
大本の出口直さまに降りた神さまと、岡本天明氏を通じて日月神示を降ろした神は同じ神さまであり、その正体は国常立尊さまであると言われています。(注2)
また近年では、神人氏を通じて、日月地神示、大日月地神示、続大日月地神示を降ろされているのです。(注3)
天地創造神話
伊都能売神諭(いづのめしんゆ)には、五六七(ミロク)大神さまによる天地創造神話が描かれています。(注4)
最初に独神(ひとりがみ)の五六七大神様が泥の海を眺め、この世界をどうにかしたいと途方に暮れています。
そこに、女神さまである日の大神さまが現れ、天地創造のお手伝いをすることと成ります。
その後、地上世界の造成を国常立尊さまにお任せしたのです。
当初、地上世界は国常立尊さまが管理していたのですが、後から現れた八頭八尾の大蛇神さまに乗っ取られてしまいます。
その後、引退された国常立尊さまは、その体(霊体)をバラバラにされて封印されてしまったそうです。
国常立尊さまの改心
国常立の尊さまは大変我が強く、統治方法が厳格過ぎました。そのため民衆の怒りを買い、言葉巧みな邪神に地球の管理者の立場を奪われ、引退させられてしまったのです。
国常立尊さまは、民衆の怒りもあり、徹底的に封じ込められ、悪神、祟り神と言われてとことん落とされてしまいました。
しかし、その後の国常立尊さまは改心し、地球開放計画の立役者となられたのです。
そして、大本の出口直さまや日月神示の岡本天明氏、大日月地神示の神人氏を通じて、神示(ふで)を降ろす事と成ったのです。(注4)
国常立尊さまの封印解除
今回、善の神々さまの開放計画である複合神社三角陣封印結界の封印解除の作業に先立って行われた悪魔退治の作業は、国常立尊さまとその妻神である豊雲野神(とよくものかみ)さまのご指導によるものでした。生前に約束を交わしていたようです。
豊雲野神さまは、日月神示の伝える「マコトの天照大神」さまでした。潜在的な太陽神だったのです。しかし、坤の金神(ひつじさるのこんじん)として封印されていたのです。ですからこの世界は、囚われた太陽の輝く世界でもあったのです。
およそ6年間に渡る悪魔退治は、生前から約束を交わしていた事ゆえ、運命に逆らい逃げることもかなわず、立ち向かわざるを得なかったのです。
その後に、善の神々さまたちの封印解除の作業が始まりました。そしてすべての封印が解けた後に、国常立尊さまの封印も次第に解けてゆくのです。
8つの三角陣と17か所の神社で構成される複合神社三角陣封印結界の謎解きと封印解除を行った後に、国常立尊さまから4つの課題が出題されました。
訳の分からない課題に対して、ずっと一人で悶々と考え続け、なぞなぞみたいに課題を解き明かしたのです。しかし、これらの課題に回答することで国常立尊さまの封印は解けたのです。
その後、他の神々さまからも課題が出題されました。当初、神々さまの出題する課題に答えることで何が出来るのかは分かりませんでしたが、感じるままに感じることだけをやってきたのです。この手でつなぐ事の出来る明日を信じて...
今回は、国常立尊さまの呪詛による封印の仕組みと、国常立尊さまの封印解除のお話となります。この封印解除は単純なものではありませんでした。
注1:クニトコタチ
注2:日月神示
tukishiro-art-lab.hatenablog.com
注3:大日月地神示
注4:天地創造神話
tukishiro-art-lab.hatenablog.com
注5:国常立尊さまの改心
tukishiro-art-lab.hatenablog.com
封印を施した者たち
アマテラスの義弟たち
国常立尊さまの呪詛は、大和政権を乗っ取った大陸系の勢力によって施されました。この勢力を「アーリオーンメッセージ」を降ろした宇宙神霊(うつのかむひ)アーリオーンは「アマテラスの義弟たち」と呼びます。(注1)
「アマテラスの義弟たち」は、日向の女王 卑弥呼(神大市比売:かむおおいちひめ)さまと、出雲の英雄 素戔嗚尊さまの婚姻に反対する勢力です。
彼らの正体は、紀元前3世紀頃に出雲と日向に2度に渡って来日した徐福さまとその一行の末裔たちです。徐福は3,000人の若者たちを連れて来日しています。
徐福さまの腹心 穂日(ほひ:出雲大社権宮司千家の祖 天穂日命:あめのほひのみこと)さまは、当時の古代出雲王朝の主王と副王を幽閉殺害します。この時の主王が大国主さまです。
その後、徐福さまは古代出雲王朝が日本の本来の王朝ではないことに気付きます。
徐福さまは一度国に帰り、体制を整えて再び来日します。2度目は、日向のウガヤフキアエズ朝に取り入るのです。後に権力を握った徐福たち一行の末裔を「アマテラスの義弟たち」と呼びます。
呪術師
アマテラスの義弟たちは、古代の呪術を巧みに操る有能な呪術師でした。彼らは、当時の族長であったアマテラスの陰にあって、日向族内部の実質的な権力を掌握(しょうあく)していたのです。
スサノオとアマテラスの婚姻(すなわち日向族と出雲族の同盟)によって、自らの”影響力”が危うくなると判断した彼らは「もし婚礼を行うなら呪術によって後世までたたるような呪縛をかける」と人々を脅しました。
しかし、彼らの意に反して、スサノオとアマテラスの婚礼は実行に移されてしまうのです。
婚姻が行われるたのを見届けると、怒りと怨恨(えんこん)に身を任せたアマテラスの義弟たちは、出雲族の聖地とされる土地や、日本の重要なエネルギースポットを次々と封印して回ったのです。
邪馬台国と狗奴国との争い
日向のウガヤフキアエズ王朝は、アマテラスの息子 73代目ウガヤフキアエズのイワレヒコ(神武天皇)さまの時に畿内に移ります。
ここで、新たな王朝である葛城王朝の初代大王(おおきみ)となるのです。機内には、古代出雲王朝の皇子(みこ)たちも移り住んでいました。二朝分裂時代に幕を下ろし、再び統一王朝が誕生したのです。
その後、葛城王朝の5代目統治王 考昭天皇のころから、九州に再び遷都した葛城王朝と日向との間に闘いが始まります。戦いの原因は、食糧問題でした。
そして、葛城王朝8代目祭祀王 卑弥呼(倭迹迹日百襲姫命:やまとととひももそひめのみこと)さまの時代に、邪馬台国と狗奴国(くなこく)との争いに決着が付きます。
8代目の統治王は、孝元天皇です。頭に「孝」の字が付いている天皇は4人います。この4人は、九州で統治王となられた方々です。この時代、日向の狗奴国との闘いが続いていたのです。(注2)
5代目:考昭天皇
6代目:孝安天皇
7代目:考霊天皇
8代目:孝元天皇
邪馬台国とは畿内の葛城王朝であり、狗奴国とは日向に残された徐福の末裔たちの国でした。この戦いに敗れた徐福の末裔たちは、半島に逃れ再起の時を待ちます。
台与(とよ)
葛城王朝8代目祭祀王 卑弥呼(倭迹迹日百襲姫命)さまの後を継いだのが、台与(とよ)さまです。(注3)台与さまは、卑弥呼さまの跡を継いで、葛城王朝9代目祭祀王となります。
台与さまは、邪馬台国の女王卑弥呼の宗女(注4)であると魏志倭人伝にあります。卑弥呼さまは未婚であったとされ、実子とは限らないのです。(ウィキペディアより)
また、三輪山の口伝には、台与さまは宗像(むなかた)家の庇護を受けた皇女欄さまの子孫であるとあります。
皇女欄さまとは、徐福の一行と共に来日していた時の皇帝 秦の始皇帝の皇女の一人だったのではないでしょうか?
徐福たち一行が日本を攻略するにあたり、御旗となる存在が必要だったのです。そのため、皇女欄さまが徐福の一行に加わえられていたのではないでしょうか?
葛城王朝から崇神朝へ
葛城王朝9代目祭祀王となった台与さまは、統治王に半島系騎馬民であるミマキイリヒコ(崇神天皇)さまを据えます。
この時台与さまは、宗像家から徐福の一行の末裔たちである技術者たちを呼び寄せ、国の基礎を整えたと伝えられています。
こうして台与さまは、徐福の末裔たちの悲願を部分的に達成するのです。後の時代に、藤原不比等(ふじわらふひと)さまが朝廷に招かれますが、彼も徐福一行の末裔の一人だったのです。
つまり、アマテラスの義弟たちとは徐福たちであり、その末裔に台与さまや、藤原不比等さまがいるのです。
藤原不比等さまの時代に、神道大編纂事業ともいえる記紀の編集がおこなわれます。「嘘」を呪とする言霊の力を使い、日本古来の善の神々さまたちに封印を施したのです。
呪術師の転生
この国を呪い、呪詛を仕掛けた徐福の魂は転生を繰り返します。
剣と魔法のファンタジー小説には、勇者に倒された魔王が、自らに転生の魔法を掛けて、未来へと転生するという物語がでてきます。
呪術に長けた徐福の魂は、このような転生の魔法を自らに掛けて、幾度も転生を繰り返していたのかもしれません。
徐福の魂は、瀬織津姫大神さまの瑞の御魂(みずのみたま)の奇魂(くしみたま)にあたります。瀬織津姫大神さまの瑞の御魂の和魂(にぎみたま)は、次のように転生しているのです。
瀬織津姫大神さまの瑞の御魂は、和魂と奇魂を光サイドと闇サイドに交互に地上に送り込んでいるのです。まるで、光と闇の相克する世界を演出するかのように...
また、瀬織津姫大神さまの厳の御魂(いずのみたま)は、光サイドに次のような転生者を送り込みます。
光と闇の相克する世界
瀬織津姫大神さまの転生者の魂の関係性は次のようになります。
光と光の関係
出口直 + 出口王仁三郎
光と闇の因縁
そして、光サイドと闇サイドには、それぞれ封印が施されていたのです。
瑞の御魂 幸魂(光サイド)の3つの封印
ツキヨミ(隠蔽)解消済み
素戔嗚尊(嘘呪 封印 岩戸)解消済み
菅原道真(封印)解消済み
瑞の御魂 奇魂(闇サイド)の封印
源頼家(封印) 解消済み(ブログ未公開)
8つの三角陣結界と17のお社
アマテラスの義弟たちは、陰陽塾の陰陽師となり、全国的に封印の仕掛けを施して行きます。その最大の仕掛けが、複合神社三角陣封印結界だったのです。
しかし、複合神社三角陣封印結界には、国常立尊さまを祭る神社はありません。
複合神社三角陣封印結界には、8つの三角陣結界と17の重要なお社があります。8はクニトコタチの8皇子に相当し、17は古事記に登場する最初の17柱の神さまの数に相当します。
ばらばらにされた国常立尊さまの霊体は、複合神社三角陣封印結界を構成する8つの三角陣結界と17のお社にそれぞれ封印されていたのです。
つまり、全ての封印を解く事によって、国常立の尊さまの霊体を一か所に集めることが出来る仕掛けとなっていたのです。
国常立尊さまの霊体は、小坂熊野神社の境内社である伊雑宮(いざわのみや)に集められたのです。この小さなお社には、国常立尊さまの化身とされる日本武尊さまが祭られています。
17か所のお社
第一の結界
2:伊勢神明社
3:井宮神社
4:津島神社
5:静岡浅間神社
第二から第八の結界の神社
6:日月神社
7:足杯神社
8:白澤神社
9:瀬織戸神社
10:護国神社
11:富士山本宮浅間大社
12:富士山山頂浅間大社奥宮
13:雲見浅間神社
16:水神社(下田市堤浦)
17:白山比咩神社奥宮
17柱の神々さま
古事記に登場する最初の17柱の神さま。
別天津神(ことあまつかみ)5神
1:天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)
2:高御産巣日神(たかみむすびのかみ)
3:神産巣日神(かむむすびのかみ)
4:宇麻志阿斯訶備比古遅神(うましあしかびひこじのかみ)
5:天之常立神(あめのとこたちのかみ)
神世七代(かみよのななよ)
6:国之常立神(くにのとこたちのかみ)
7:豊雲野神(とよくもののかみ)
8:宇比地邇神(うひじにのかみ)
9:須比智邇神(すひちにのかみ)
10:角杙神(つのぐいのかみ)
11:活杙神 (いくぐいのかみ)
12:意富斗能地神(おおとのじのかみ)
13:大斗乃弁神(おおとのべのかみ)
14:於母陀流神(おもだるのかみ)
15:阿夜訶志古泥神(あやかしこねのかみ)
16:伊邪那岐神(いざなぎのかみ)
17:伊邪那美神(いざなみのかみ)
加具土命と17柱の神々さま
日本神話の加具土命(かぐつちのみこと)さまの物語では、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)さまに切られた加具土命さまの体から8柱の神々さまが生まれます。また、飛び散った血からも8柱の神々さまが生まれるのです。
加具土命さまご本人と合わせて17柱の神々さまに分かれたことを意味しています。おそらく、17という数字になにかしらの呪力があるのではないでしょうか?
神話の記述(ウィキペディアより)
加具土命(かぐつちのみこと)とは、神産みにおいてイザナギとイザナミとの間に生まれた神である
火の神であったために、出産時にイザナミの陰部に火傷ができ、これがもとでイザナミは死去。その後、怒ったイザナギに十拳剣「天之尾羽張(アメノオハバリ)」で首を落とされ殺された。
『古事記』によれば、カグツチの血から、以下の神々が生まれた。
石折神(いはさくのかみ)
根折神(ねさくのかみ)
石筒之男神(いはつつのをのかみ)
以上三柱の神は、十拳剣の先端からの血が岩石に落ちて生成された神々である。
甕速日神(みかはやひのかみ)
樋速日神(ひはやひのかみ)
建御雷之男神(たけみかづちのをのかみ)
別名は、建布都神(たけふつのかみ)
別名は、豊布都神(とよふつのかみ)
以上三柱の神は、十拳剣の刀身の根本からの血が岩石に落ちて生成された神々である。
闇淤加美神(くらおかみのかみ)
闇御津羽神(くらみつはのかみ)
以上二柱の神は、十拳剣の柄からの血より生成された神々である。
また、カグツチの死体から、以下の神々が生まれた。
正鹿山津見神(まさかやまつみのかみ、迦具土神の頭から生まれる)
淤縢山津見神(おどやまつみのかみ、迦具土神の胸から生まれる)
闇山津見神(くらやまつみのかみ、迦具土神の性器から生まれる)
志藝山津見神(しぎやまつみのかみ、迦具土神の左手から生まれる)
原山津見神(はらやまつみのかみ、迦具土神の左足から生まれる)
注1:アマテラスの義弟たち
tukishiro-art-lab.hatenablog.com
注2:「孝」の字が付いている天皇
注3:台与(とよ)
注4:宗女
宗女(そうじょ)は、同宗(一族・血縁・姓)の女性、特に世継ぎとされる女性を指す言葉。
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