岡本天明氏
日月神示(ひつきしんじ、ひつくしんじ)は、神典研究家で画家でもあった岡本天明氏に「国常立尊」(国之常立神)という高級神霊からの神示を自動書記によって記述したとされる書物。
昭和19年から27年(昭和23・26年も無し)に一連の神示が降り、6年後の昭和33、34年に補巻とする1巻、さらに2年後に八巻の神示が降りたとされる。
(ウィキペディア)より
自動書記
とある日、岡本天明氏が麻賀多神社(千葉県成田市)を参拝しました。その後「自動書記」が始まり、意味不明の文字を17年間に渡って書き続けたのです。
当初、日月神示の内容は解読できませんでしたが、仲間の神典研究家者や霊能者たちの協力を得て、解読が進んだのです。
岡村天明氏は解読の途中で他界しましたが、後を継いだ奥様(岡本三典)の努力により全39巻(一部除く)を解読されました。
しかし、一方では神示の中に「この筆示は8通りに読めるのであるぞ」と書かれていることもあり(注1)、解読法の一つに成功したという認識が関係者の間では一般的です。
注1:「この筆示は8通りに読めるのであるぞ」
海の巻 第十五帖(五〇七)より
学や智や金(きん)がチラチラ出るようでは、
マコトが磨けてはおらんのぢゃ、
今の法律でも、教育でも、兵隊でも、宗教でも、
この世は立て直らんぞ、
新しき光が生れて世を救うのぢゃ、
新しき光とはこの神示ぢゃ、この⦿ぢゃ。
七つの花が八つに咲くぞ、
この神示八通りに読めるのぢゃ、
七通りまでは今の人民さんでも何とかわるなれど、
八通り目はなかなかぞ。
一厘が、かくしてあるのぢゃ、
隠したものは現われるのぢゃ、
現われているのぢゃ。
何でもないことがなかなかのことぢゃ、わかりたか。
八月二十三日、一二 ⦿。
龍音の巻 第十二帖 より
動物霊が人間の言葉を使うことは、
腑(ふ)に落ちないと申すものが沢山あるなれど、
よく考へて見よ、例へば他人の家に入って、
其処(そこ)にある道具類をそのまま使用するのと同じ道理ぢゃ、
わかりたか、
動物霊でも他の霊でも人間に感応したならば、
その人間のもつ言葉をある程度使いこなせるのであるぞ、
故に日本人に感応すれば日本語、
米人なれば英語を語るのであるぞ。
今の偉い人民がこの神示をよむと、
理屈に合わん無茶苦茶な文章であるから、
下級霊の所産だと断ずるなれど、
それは余りにも霊界の事を知らぬ、
霊的白痴であることを、
自分で白状しているのぞ、
気の毒ぢゃなあ、
ましてこの神示は八通りに読めるのであるから、
いよいよわからん事になるぞ。
国常立尊と霊団
日月神示を岡本天明氏の降ろした神霊は国常立尊とされていますが、日月神示では「日月のかみ」や「天之日月神」と名乗り国常立尊とは名乗っていません。
この「天之日月神」は「国常立尊」自身ではなく「国常立尊」と天明との間を仲介した媒介神霊または媒介天使だったという説があります。
「日月のかみ」や「天之日月神」は、日月神示の続編である「大日月地神示」では、さらに神名が変わってゆきます。
「大日月地神示」の後半になると、この神霊の名は大日月地大神御魂(おおひつくちおおかみおんたま)となり、数多の神霊による霊団となるのです。
ですから、「日月のかみ」や「天之日月神」は、国常立尊さまを含む霊団であると解釈しています。
神示の暗号解読
自動書記で綴られた神示(ふで)の内容は、殆どが漢数字、独特の記号、若干のかな文字が混じった文体で構成されていました。
また、抽象的な絵のみで書記されている「巻」(第十七巻 地震の巻 全十九帖)もあるのです。
本巻38巻と補巻1巻の計39巻が既に発表されていますが、他にも、神霊より発表を禁じられていると主張する「巻」が13巻有ります。
天明はこの未発表のものについて昭和36年に「或る時期が来れば発表を許されるものか、許されないのか、現在の所では不明であります」と語っています。
預言書「アーリオーン・メッセージ」
日月神示はその登場以来、関係者や一部専門家を除き殆ど知られていませんでしたが、1990年代の初め頃より神典研究家で翻訳家の中矢伸一の著作などにより広く一般にも知られるようになってきたといわれています。
1990年代、新たな預言の言葉が、とある神霊より降ろされています。それが「アーリオーン・メッセージ」です。
アーリオーン・メッセージとは、1990年代にパソコン通信ニフティーサーブ上に、媒介者北川恵子氏を介して降ろされた宇宙神霊(うつのかむひ)アーリオーンからの預言のことです。
アーリオーン・メッセージの解説書として、「アーリオーン・メッセージ―来たるべき地球大変動の真相」があります。この書籍には中矢伸一氏の言葉が寄せられています。(注1)
注1:中矢伸一氏の言葉より
巷に自称チャネラーや霊媒師は多いが、北川恵子さんは私がホンモノと太鼓判を押せる唯一のチャネラーである。
「自立せよ」と強く促し、真実のため「命を賭けて行動する」ことを推奨するアリオンの預言は厳しく、けして甘いものではない。
だがホンモノの言葉とは、日月神示にもあるように、今の人にとっては耳障りのよいものではない場合が多いのだ。
斬る、斬られるという、身体をはった真剣さの中から、我々は初めて新しき世を開く鍵をつかむことができる。
本書は、これを読む者の霊魂に刻み込まれている神的属性を活性化させ、ひいては日本列島に封印された聖なる力を解き放つことに大きく貢献するだろう。まさに待望の一書である。
神々さまの封印解除
日月神示の「神一厘の仕組み」の解読に先立って、古の神々さまの封印を解除する必要がありました。(注1)
善の神々さまたちは、悪の神々さまたちによって深く封印され、その神力を発揮できぬようにされていたのです。
ですから最初に、封印されている神々さまの封印を解除し、善の神々さまの復権を行う必要があったのです。(注2)
この神々さまを封印している仕組みについてのヒントが「アリオンの暗号」として「アーリオーン・メッセージ」に隠されていたのです。(注3)
この神々さまの封印の仕組みの発見と、封印解除の過程に付きましては下記のブログ記事をご参照ください。この記事には、封印解除され復権された神々さまのリストがあります。
tukishiro-art-lab.hatenablog.com
注1:古の神々さまの封印
日の出の巻 第二十帖 (二三三)より
この度は世に落ちておいでなされた
⦿⦿(かみがみ)様をあげねばならぬのであるぞ、
臣民もその通りざぞ、
注2:神々さまの復権
富士の巻 第六帖(八六)より
今は善の神が善の力弱いから、
善の臣民苦しんでいるが、
今しばらくの辛抱ぞ、
注3:「アリオンの暗号」
「一二三(ひふみ)神示」
日月神示の原文を解読して漢字仮名交じり文に書き直されたものは「ひふみ神示」又は「一二三神示」と呼ばれています。
「一二三神示」は、上つ巻第三十二帖に書かれている「ひみつの仕組とは一二三の仕組ざ」に関係ある言葉です。(注1)
別の個所では、「一二三の仕組み」は「一二三の御用」であるとも書かれています。(注2)
「一二三唱へると岩戸あくぞ」(注2)とありますように、一二三の御用を成し遂げることにより、岩戸が開かれるのです。
この「ひみつの仕組み」である「一二三の仕組み」こそが、日月神示の最終奥義「神一厘の仕組み」であり、8通り目の解釈により現れてくる神仕組みなのです。
注1:「ひみつの仕組とは一二三の仕組」
21:上つ巻 第三十二帖(三二)より
世の元からヒツグとミツグとあるぞ、
ヒツグは⦿の系統ぞ、ミツグは 〇の系統ぞ。
ヒツグはまことの神の臣民ぞ、ミツグは外国の民ぞ。
⦿と⦿と結びて一二三(ひふみ)となるのざから、
外国人も神の子ざから、外国人も助けなならんと申してあらがな。
一二三唱へて岩戸あくぞ。
神から見た世界の民と、人の見た世界の人とは、
さっぱりアベコベであるから、間違わんようにしてくれよ。
ひみつの仕組とは一二三の仕組ざ、
早う一二三唱へてくれよ、
一二三唱へると岩戸あくぞ。
七月の二の日、ひつくのか三。
注2:一二三の御用
22:上つ巻 第三十四帖(三四)より
一二三(ひふみ)の御用できたら
三四五(みよいず)の御用にかからなならんから、
早う一二三(ひふみ)の御用してくれよ。
何も心配ないから⦿の仕事をしてくれよ、
神の仕事しておれば、どこにいても、
いざという時には、神がつまみ上げて助けてやるから、
御用第一ぞ。
一日に十万の人死ぬとき来たぞ、世界中のことざから、
気を大きく持ちていてくれよ。
七月の三日、ひつくのか三
2つの岩戸開き
「一二三唱へて開く岩戸」は「地(くに)の岩戸」であり、この岩戸は人々の手により開く必要があるのです。(注1)このあとに続く御用が三四五(みよいず)の御用となります。
岩戸には、「天(あめ)の岩戸」と「地(くに)の岩戸」があります。天の岩戸開きは、「世に落ちておいでなされた⦿⦿(かみがみ)様」の岩戸開きでした。(注2)
五度閉められた岩戸を「天(あめ)の岩戸」と呼ぶのです。この岩戸開きは2,022年4月に全て完了しています。
tukishiro-art-lab.hatenablog.com
一二三の御用による地(くに)の岩戸から三四五の御用を経て、五六七(みろく)の御用に続くのです。(注3)
そして、「五六七の仕組とはミロクの仕組のことぞ」「三四五から五六七の世になれば、」とありますように、五六七の仕組からミロクの世に入るようです。
注1:地(くに)の岩戸
26:梅の巻 第十三帖(四四〇)より
天(あめ)の岩戸ばかりでないぞ、
地(くに)の岩戸臣民の手で開かなならんぞ。
マコト一つで開くのぢゃぞ、
28:雨の巻 第十帖(三四四)より
天(あめ)の岩戸開いて地(ち)の岩戸開きにかかりているのざぞ、
我一力では何事も成就せんぞ、
手引き合ってやりて下されと申してあること忘れるでないぞ。
注2:世に落ちておいでなされた⦿⦿(かみがみ)様
日の出の巻 第二十帖 (二三三)より
この度は世に落ちておいでなされた
⦿⦿(かみがみ)様をあげねばならぬのであるぞ
臣民もその通りざぞ、
注3:五六七(みろく)の御用
富士の巻 第四帖 (八四) より
一二三(ひふみ)の仕組が済みたら
三四五(みよいづ)の仕組ぞと申してありたが、
世の本の仕組は
三四五の仕組から五六七(みろく)の仕組となるのぞ、
五六七の仕組とはミロクの仕組のことぞ、
富士の巻 第六帖(八六)より
今は善の神が善の力弱いから、
善の臣民苦しんでいるが、
今しばらくの辛抱ぞ、
...
⦿の、も一つ上の⦿の世の、も一つ上の⦿の世の、
も一つ上の⦿の世は戦済んでいるぞ、
三四五から五六七の世になれば、
天地光りて何もかも見えすくぞ。
天つ巻 第十帖(一一七)より
一二三(ひふみ)の裏に 一二(ひふ)、
三四五(みよいず)の裏に二三四(ふみよ)、
五六七(みろく)の裏に四五六(よいむ)の御用あるぞ。
五六七(みろく)済んだら七八九(なやこ)ぞ、
七八九の裏には六七八(むなや)あるぞ、
八九十(やこと)の御用もあるぞ。
だんだんに知らすから、
これまでの神示(ふで)よく心に入れて、
ジッとしておいてくれよ。
九月の三日、ひつ九のか三。
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