ののの備忘録

『日月神示』の解読と来るべき『ミロクの世』に向けた提言。「神一厘の仕組み」と「テンバガー投資法」

素戔嗚尊の正体 1

ホツマツタヱのソサノヲの物語は、素戔嗚尊と磐長姫を貶めるための創作?

 

女に振られ兄嫁に手出しする。

不倫を諫められ切れて暴れる。

不倫相手がオロチと化す。

ヤマタノオロチ退治をする。

オロチを祭る。

オロチは醜女へと転生する。

イワナガヒメの物語へと続く。

宮下文書とソサノヲ

中原の覇者

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 天之御中主神


 宮下文書では、神々さまの系譜は、天之世7代、天之御中世火高見15代、天神7代、地神5代と続きます。(注1)

 

 天之世7代は太古の昔に日本にいた世代であり、その後7,300年前の鬼界カルデラの大噴火により大陸に渡った世代が、天之御中世火高見15代です。

 

 天之御中世火高見(あめのみなかよほたかみ)の初代は、天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)です。

 

 天之御中主神の「中」は「中原(ちゅうげん)」の意であり、彼らが大陸に渡り中原に留まっていたことを示唆しています。

 

 「天之御中主」は、天神族が中原に降り、主(中原の覇者)となったという意味です。中原は中華文化の発祥地である黄河下流域にある平原のことを指しています。

 

 後の時代、中原の覇者となった秦の始皇帝は、この歴史を抹殺するために、焚書坑儒の蛮行を断行したのです。

 

注1:富士王朝の謎と宮下文書

伊集院 卿 (著)

 

漢方の祖 神農

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 神農

 

 天之御中世火高見15代目の名は、天之神農氏神(あめのしんのうしのかみ)です。

 

 諡(おくりな:死後に贈られる称号)を高皇産霊神(たかみむすひのかみ)といい、諱(いみな:高貴な人の実名)を農作比古神(のうさくひこのかみ)といいました。

 

 また、その妻の名は神皇産霊神(かみむすひのかみ)でした。

 

 高皇産霊神さまは、いつも草木の実や根、皮をなめ、塩を口に含んで、思索にふけり、病気や傷に効く薬種を定め、子孫に伝えたとあります。

 

 高皇産霊神さまは、古代中国の伝承に登場する三皇五帝の一人で、人々に医療と農耕の術を教えたという神農だったのです。

 

日高見国と白山王朝

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 日高見国

 

 天之御中世火高見の「火高見」は、日高見国(ひたかみこく)の意であり、15代目の天之御中世火高見である高皇産霊神さまが大陸から日本に再び舞い戻ってきたことを示唆しています。

 

 ホツマツタヱには「ヒタカミは今の仙台あたりを首都とする古代の王国であり、タカミ・タカヒ(高日) とも言う。ハコクニが建国、その子の東のトコタチが初代タカミムスビとなる。」とあります。

 

 国常立尊(くにとこたちのみこと)さまは、高皇産霊神さまと神皇産霊神さまの5番目の皇子です。また、7番目の皇子が国狭槌尊(くにのさたちのみこと)さまです。

 

 国常立尊さまと国狭槌尊さまは、天神7代目の初代と2代目にあたります。二人は父 高皇産霊神さまの命を受け、蓬莱山(富士山)を目指します。

 

 しかし、国常立尊さまと国狭槌尊さまは、なかなか蓬莱山(富士山)にたどり着けませんでした。どうも、最初に日本海側に行かれたようです。

 

富士高天原王朝

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 不二阿祖山太神宮


 天神7代目までは、白山王朝の時代でした。

 

 天神7代の7代目に当たる伊弉諾尊(いざなぎのみこと)さまと伊邪那美尊(いざなみのみこと)さまは、富士山麓に新たな王朝を開きます。これが富士高天原王朝です。

 

伊弉諾尊さまは、国狭槌尊さまの5番目の皇子です。伊邪那美尊さまは、国常立尊さまの娘 白山比女尊(しらやまひめのみこと)さまです。

 

 白山比咩神社に祭られている白山比咩大神さまとは、菊理媛尊さまではなくて、伊邪那美尊さまではないでしょうか?

 

 ホツマツタヱでは、菊理媛尊さまは伊弉諾尊さまの妹であるとされています。

 

 白山比咩神社には、菊理媛大神さまと伊弉諾大神さま、そして伊邪那美大神さまが祭られています。

 

豊受大神さま

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 伊勢神宮外宮

 宮下文書では、天之御中世火高見15代目である高皇産霊神さまの5番目の皇子が国常立尊さまであるとしています。そして、天照大御神さまの母方の祖父が国常立尊さまです。

 

 伊勢神宮の内宮には天照大神さまが祭られています。外宮には、豊受大神さまが祭られています。豊受大神さまは、お社の造りから男神さまだとわかります。

 

 ホツマツタヱでは、クニトコタチさまを24(34)代目のアメノミナカヌシであるとしています。また、5代目のタカミムスビをトヨケさまとしています。トヨケさまの娘がイサナミさまであり、その子がアマテルさまです。

 

 ホツマツタヱでは、タカミムスビとは「ヒタカミ国を結ぶ(統べる)」という意の役職名とされています。

 

 アマテルさまは、ヒタカミの祖父のトヨケさまから教育を受けます。この祖父トヨケさまこそが、クニトコタチさまではないでしょうか?

 

伊勢神道国常立尊さま

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 伊勢神宮内宮

 

 伊勢神道(いせしんとう)では、国常立尊さまを天之御中主神さまと豊受大神さまとともに根源神としています。

 

 伊勢神道とは、伊勢神宮で生まれた神道の説であり、外宮の神職である度会(わたらい)氏の間で唱えられるようになりました。このため、度会神道・外宮神道ともいわれています。

 

 「アマテラスの暗号」のなかで、内宮に祭られている天照大神さまの正体がイエス・キリストであることを明かしているのが、伊勢神宮 外宮の神職である度会氏です。(注1)

 

 また度会氏は、20年ごとに作り替えられる内宮の心御柱(しんのみはしら)が、イエスさまが磔刑に掛けられた十字架であると明かしています。

 

 度会氏の唱える伊勢神道の、国常立尊さまが豊受大神さまであるというお話に、そこはかとない信憑性が出てきませんか?

 

伊勢神道

 内宮:天照大神イエス・キリスト

 外宮:豊受大神国常立尊

 

注1:アマテラスの暗号

 伊勢谷 武 (著)  形式: Kindle

 

女神 天照大御神

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 天照大御神

 

 宮下文書では、伊弉諾尊伊邪那美尊の皇子を、長女の天照大御神(あまてらすおおみかみ)、長男の月峰命(つきみねのみこと)、次男の蛭子命(栄日子命:ヒルコ)の3名としています。月峰命は、月夜見命(つきよみのみこと)の諱です。

 

伊弉諾尊

伊邪那美尊(白山比女尊)

  天照大御神(女神)

  月夜見命

  蛭子命

 

 宮下文書では、ヒルコは海を司るだけではなく、漁業を広めた神とされています。恵比寿さまのイメージによく似合っているのです。

 

 ホツマツタヱのヒヨルコがヒルコとされ、長女のヒルコ(ワカヒルメ:ワカヒメ)の存在が消されているのです。そして、アマテルは女神とされています。

 

古文書の信憑性

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 宮下文書


 宮下文書も幾度か複製されており、元の神代文字で書かれた原稿が残っているわけではありません。幾度も副書されているのです。

 

 副書するにあたり、写し間違いも生じるであろうし、副書者により追加された文章やメモ書きや注釈が混入している可能性もあります。

 

 そして後の時代に、朝廷から送り込まれた渡来系の官僚による意図的な改ざんも行われていたであろうことも容易に想像されます。

 

 実際、宮下文書には、中臣藤原物部麿なる謎の人物の命により、腐朽しかかっていた古文書を書き写し、副書を作成したという記録が残されているのです。

 

 藤原氏ですよ!

 

地神5代

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 鸕鶿草葺不合尊


 地神五代(ちじんごだい)とは、日本神話においては、天照大神天忍穂耳尊瓊瓊杵尊・火折尊・鸕鶿草葺不合尊の5柱の神々の時代のことですが、宮下文書も、おおむねこれに準じています。

 

天照大神(あまてらすおおみかみ)

天忍穂耳尊(あめのおしほみみのみこと)

瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)

火折尊(ほのおりのみこと)

鸕鶿草葺不合尊(うがやふきあわせずのみこと)

 

 ただし、日本神話で一代とされている鸕鶿草葺不合尊が、ウガヤフキアエズ朝の世襲名として51代続いたとされているところが相違点です。

 

 上記(ウエツフミ)や竹内文書では、ウガヤフキアエズ王朝は72代続いたとされています。これは、中継ぎの女帝時代を入れるか否かの違いではないかと推測しています。

 

 ヲシテ文字で書かれたホツマツタヱは、ウガヤフキアエズは一代としています。

 

古文書の読み方

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 ヲシテ文字


 いづれにしろ、神代文字で書かれていたとされる古文書といえども、後世の編者による恣意的な改ざんや削除が施されていると観て間違いないかと思うのです。

 

 ですから、一書を以て盲目的に信じてはいけないのです。

 

 神代文字ヲシテで描かれた、壮大な叙事詩であるホツマツタヱに描かれているスサノヲの物語には、そこはかとない創作の香りが漂っています。(注1)

 

 宮下文書は、スサノオ伊弉諾尊さまと伊邪那美尊さまの皇子ではないと記しています。

 

 スサノオは、高皇産霊神さまと神皇産霊神さまの曾孫であり、名を多加王(たかおう)であるとされています。

 

 宮下文書に描かれている素戔嗚の物語には、意図的な創作の痕跡があまり見受けられません。ホツマツタヱのソサノヲの物語に比べるとすごく現実的なのです。

 

注1:ソサノヲ

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宮下文書のソサノオ

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 ソサノオ

 

 天照大御神さまが即位してから10年後、多加王が現れて動乱が起こります。

 

 多加王は元々大陸に住んでいましたが、眷属千数百人を連れて高天原を目指します。天照大御神さまを降伏させて日本侵略を目論んだのです。

 

 しかし、これに天照大御神さまが応じなかったため、多加王はありとあらゆる暴行を働いたのです。これが、記紀神話ホツマツタヱにソサノヲの悪行として描かれているのです。

 

 このため、天照大御神さまは「天の石窟」にこもり、これにより国内は真っ暗やみに包まれたとされています。記紀の「天の岩戸隠れ」ですね。

 

 その後、大己貴命(おおなむちのみこと)らの活躍で、多加王の眷属は征伐され、多加王も捕縛されます。

 

 神々がこれを祝って岩戸の前で歌い舞うと、天照大御神さまも喜んでようやく姿を現されました。

 

 宮下文書では、大己貴命さまは国狭槌尊さまの息子である大戸道尊(天神7代の代5代)の子であるとされています。

 

祖佐男命と出雲

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 出雲大社

 

 大己貴命さまの説得で改心した多加王は、天照大御神さまに許され、姉弟の契りを結ぶことを条件に命を救われます。

 

 その後、多加王は三種の神器を造り、阿祖山太神宮に奉納し、四方平定を奏上します。

 

 出雲の地を治めることとなった多加王には、「吾祖国(わがそこく)を佐(たす)け治めまします」の意である「祖佐男命(そさのおのみこと)」の諱(いみな)が送られます。

 

 その後天照大御神さまは、出雲国に罪神を処罰する「天獄」を置き、祖佐男命に監督させ、罪神に説教説諭をさせました。このお話が、スサノオ根の国に赴いたとされる元ネタです。

 

 そして処罰の評決のため、諸国から神々が参集するようになったので、この地に広大な宮を造営しました。これが出雲大社であり、神無月と神在月の始まりです。

 

ソサノヲ ファンタジー

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 ソサノヲのオロチ退治


 宮下文書に描かれている、女王 天照大御神さまの姿は有能な為政者であり、ホツマツタヱに描かれているアマテルさまの姿に通じるところがあります。

 

 しかし、ホツマツタヱに描かれているソサノヲの物語には、創作されたファンタジックな要素が多分に見受けられます。(注1)

 

 女に振られて、兄嫁に手出しする。

 不倫を諫められ、切れて暴れる。

 不倫相手がオロチと化す。

 ヤマタノオロチ退治をする。

 オロチを祭る。

 オロチは、醜女へと転生する。

 イワナガヒメの物語へと続く。

 

 ホツマツタヱのソサノヲの物語は、出雲の英雄 素戔嗚尊さまと磐長姫さまを貶めるために創作された歴史ファンタジーではないかと思うのです。

 

注1:ソサノヲ

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恐怖の女神転生

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 磐長姫さまと木花咲耶姫さま

 

 これは、莫大な霊力を持つ月読尊さまの一族、特に霊能巫女である磐長姫(市杵嶋姫命)さまとその末裔たちを封じるために、周到に用意された呪詛の物語ではないだろうか?そのような気がしてなりません。

 

 月読尊さまの孫に当たる磐長姫さまは、出雲の英雄素戔嗚尊さまと日向の女王卑弥呼(神大市比売)さまの娘である市杵嶋姫命さまへと転生します。

 

 素戔嗚尊さまは月読尊さまの転生者であり、神大市比売さまは、月読尊さまの孫である瀬織津姫尊さまの転生者です。
 
 また、磐長姫尊さまの妹である木花咲耶姫尊さまは、マグダラのマリアさまへと転生しているのです。

 

 この一族は、転生の魔法が使えたのです。

 

10人の皇子たち

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 画像はイメージです:とある科学の超電磁砲 シスターズ

 

 月読尊さまの兄であるアマテルさまは、ニギハヤヒ王朝(香久山王朝)最後のニギハヤヒであるイエス・キリストさまへと転生されています。

 

 ニギハヤヒ(イエス・キリスト)さまの元に嫁いだ市杵嶋姫命さまは、10人の皇子を授かります。

 

 この10人の皇子たちは、強大な霊力を持つ日向の女王 卑弥呼さまの霊能力を受け継いだ子供たちです。

 

 多少能力は劣るかもしれませんが、能力者であることには変わりはありません。

 

 後の時代に、倭王権に喰らいついた渡来系の人々にとって、彼ら彼女らの末裔は、とても恐ろしい存在ではなかったでしょうか?

 

 それゆえ、彼らの先祖である古の神々さまたちを、深く深く封印したのです。こうすることで、彼らの末裔たちの霊力を封じ込めたのです。

 

 しかし、今やその封印は全て解かれてしまった...

 

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