8と17
複合神社三角陣封印結界は、8つの三角陣と17か所の神社や祠で構成されていました。この封印を解いた結果現れてきた神さまの数は16柱でした。
地上に送り込まれ、複合神社三角陣封印結界の謎解きを担当している転生者の存在を入れると17になります。
八皇子
24(34)代目のミナカヌシであるクニトコタチさまには8人の皇子さまがいらっしゃいました。クニトコタチさまの八人の皇子たちのお名前は「ト・ホ・カ・ミ・ヱ・ヒ・タ・メ・」と一字で表されます。
それぞれ、トのミコト、ホのミコト、カのミコト、ミのミコト、ヱのミコト、ヒのミコト、タのミコト、メのミコトと呼ばれていました。
方位と季節
八王子
また、富士高天原王朝を継承された月読尊さまには、8人の王子がいました。この8人の王子にちなみ、八王子という地名が生じたのです。
大山祇命(おおやまつみ)
弟山住命(おどやまつみ)
奥山住命(おくやまつみ)
倉山住命(くらやまつみ)
紫山住命(しぎやまつみ)
葉山住命(はやまつみ)
原山住命(はらやまつみ)
外山住命(とやまつみ)
17柱の神々さま
古事記において、最初に現れた天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)さまから、伊邪那岐神(いざなぎのかみ)さまと伊邪那美神(いざなみのかみ)さままでの神さまの数が17柱です。
古事記に登場する最初の17柱の神さま。
別天津神(ことあまつかみ)5神
1:天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)
2:高御産巣日神(たかみむすびのかみ)
3:神産巣日神(かむむすびのかみ)
4:宇麻志阿斯訶備比古遅神(うましあしかびひこじのかみ)
5:天之常立神(あめのとこたちのかみ)
神世七代(かみよのななよ)
6:国之常立神(くにのとこたちのかみ)
7:豊雲野神(とよくもののかみ)
8:宇比地邇神(うひじにのかみ)
9:須比智邇神(すひちにのかみ)
10:角杙神(つのぐいのかみ)
11:活杙神 (いくぐいのかみ)
12:意富斗能地神(おおとのじのかみ)
13:大斗乃弁神(おおとのべのかみ)
14:於母陀流神(おもだるのかみ)
15:阿夜訶志古泥神(あやかしこねのかみ)
16:伊邪那岐神(いざなぎのかみ)
17:伊邪那美神(いざなみのかみ)
加具土命さまの神話
また、神産みの神話において、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)さまに首を切り落とされた、加具土命(かぐつちのみこと)さまの死体から8柱の神さま、血糊から8柱の神さまの合計16柱の神々さまが生じています。加具土命をいれて、17柱の神さまになります。
加具土命の神話は、富士高天原王朝に関する神話です。富士高天原王朝を後陣に残し、畿内から日向へ遷都したことを表しているのです。
死体から生まれた8柱の神さまは、月読尊さまの八王子に相当します。また、血糊から生まれた8柱の神さまは、水神さまや農耕の神さまであることから、妻神である桜田尊さまの係累であると推測されます。
詳しくは下記のブログ記事をご参照ください。
tukishiro-art-lab.hatenablog.com
神殺しの罪
加具土命さま
伊弉諾尊(いざなぎのみこと)さまは、加具土命(かぐつちのみこと)さまを切り刻むことで、神殺しの罪を背負わされます。これは、邪神サイドによる一種の呪ではないでしょうか?
この罪により、伊弉諾尊(いざまぎのみこと)さまは、伊邪那美尊(いざなみのみこと)さまとの仲を裂かれ、暗黒神として邪神サイドに組することとなったのです。
また、伊弉諾尊さまの先祖神である国常立尊さまは、御神体をバラバラにされ、17か所に封じ込められて、二度と出てこれないように入念な封印が施されたのです。
このようにして、国常立尊さまの御神体は、丑寅の方角に深く封印されたのです。このような神話の仮説を描いてみました。
結論から申し上げますと、国常立尊さまは、覚醒の仕組みである富士の仕組みを構成する複合神社三角陣封印結界の8つの三角陣と、17のお社に封印されていたのです。
加具土命さまと十六柱の神々さま
加具土命(かぐつちのみこと)さまとは、神産みの神話において伊弉諾尊(いざなぎのみこと)さまと伊邪那美尊(いざなみのみこと)さまとの間に生まれた神さまです。
火の神さまであったために、出産時に伊邪那美尊さまの陰部(ほと)に火傷ができ、これがもとで伊邪那美尊さまは死んでしまいます。
その後、怒った伊弉諾尊さまにより、加具土命さまは十拳剣(とつかのつるぎ)で首を落とされ殺されてしまいます。
『古事記』によれば、加具土命さまの血から、以下の神々さまが生まれたとされています。
1:石折神(いはさくのかみ)
2:根折神(ねさくのかみ)
3:石筒之男神(いはつつのをのかみ)
以上三柱の神さまは、十拳剣の先端からの血が岩石に落ちて生成された神々さまです。
4:甕速日神(みかはやひのかみ)
5:樋速日神(ひはやひのかみ)
6:建御雷之男神(たけみかづちのをのかみ)
別名は、建布都神(たけふつのかみ)
別名は、豊布都神(とよふつのかみ)
以上三柱の神さまは、十拳剣の刀身の根本からの血が岩石に落ちて生成された神々さまです。
7:闇淤加美神(くらおかみのかみ)
8:闇御津羽神(くらみつはのかみ)
以上二柱の神さまは、十拳剣の柄からの血より生成された神々さまです。
また、加具土命さまの死体から、以下の神々さまが生まれました。
1:正鹿山津見神(まさかやまつみのかみ、迦具土神の頭から生まれる)
2:淤縢山津見神(おどやまつみのかみ、迦具土神の胸から生まれる)
3:奥山津見神(おくやまつみのかみ、迦具土神の腹から生まれる)
4:闇山津見神(くらやまつみのかみ、迦具土神の性器から生まれる)
5:志藝山津見神(しぎやまつみのかみ、迦具土神の左手から生まれる)
6:羽山津見神(はやまつみのかみ、迦具土神の右手から生まれる)
7:原山津見神(はらやまつみのかみ、迦具土神の左足から生まれる)
8:戸山津見神(とやまつみのかみ、迦具土神の右足から生まれる)
日本武尊さまの三つのお社
富士の仕組みを構成する三角陣結界の数は7つであり、お社の数は14です。未だ隠されたもう一つの三角陣結界と、2つのお社があるはずです。
国常立尊さまに関係のあるお社は、小坂熊野神社の境内社である伊雑宮(いざわのみや)です。このお社に国常立尊さまの化身である日本武尊(やまとたけるのみこと)さまが祀られているのです。
日本武尊さまを祀る神社に注目してみると、近くにもう2つの神社が見つかりましたた。草薙神社と久佐奈岐神社です。
3:久佐奈岐神社(くさなぎじんじゃ): 静岡県静岡市清水区山切
九つ目の三角陣結界
九つ目の三角陣結界
日本武尊さまを祀る3つの神社は、二等辺三角形に近い形状の三角陣結界を構成しています。この三角陣結界が9つ目の結界となります。
これで、覚醒の仕組みである富士の仕組みに隠されていた8つ目の三角陣結界と、16か所のお社が全て出揃いました。
9つ目の三角陣結界は、封印の解かれたお社に封じ込められていた国常立尊さまの御神体を、一か所に集める役割を秘めていたのです。
小坂熊野神社の境内社伊雑宮に集められた国常立尊さまの御神体は、最終的に草薙神社に集めら、完全体へと復帰されるのです。
完全体に復帰された姿が鳳凰(ほうおう)です。この完全体と16に分解された御魂の数を合わせると17になるのです。
16のお社
国常立神さまが封じられていた、16のお社は次のとおりです。
1:小坂熊野神社(おさかくまのじんじゃ)
2:伊勢神明社(いせしんめいしゃ)
3:井宮神社(いのみやじんじゃ)
4:津島神社(つしまじんじゃ)
5:静岡浅間神社(しずおかせんげんじんじゃ)
6:足杯神社(あしつぎじんじゃ)
7:日月神社(にちげつじんじゃ)
8:白澤神明社(しらさわじんじゃ)
9:瀬織戸神社(せおりとじんじゃ)
10:護国神社(ごこくじんじゃ)
11:富士山頂浅間大社奥宮(ふじさんちょうせんげんたいしゃおくのみや)
12:雲見浅間神社(くもみせんげんじんじゃ)
13:富士山本宮浅間大社(ふじさんもとみやせんげんたいしゃ)
15:草薙神社(くさなぎじんじゃ)
16:久佐奈岐神社(くさなぎじんじゃ)
8番目の結界の祠
お社の詳細については先の記事をご参照ください。
tukishiro-art-lab.hatenablog.com
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