秦氏と月読尊さま
月読尊さまの八王子
月読尊さまには、8人の息子がいて、そこから八王子の地名が生まれたとされています。(注1)国常立尊さまにも、8人の皇子がいて、八皇子と呼ばれていました。
月読尊さまの八王子
大山祇命(おおやまつみのみこと)
弟山住命(おどやまつみのみこと)
奥山住命(おくやまつみのみこと)
倉山住命(くらやまつみのみこと)
紫山住命(しぎやまつみのみこと)
葉山住命(はやまつみのみこと)
原山住命(はらやまつみのみこと)
外山住命(とやまつみのみこと)
注1:木花咲耶媛の復活 加茂喜三著より
月夜見命系譜
国常立尊さまの八皇子
24(34)代目のミナカヌシであるクニトコタチさまには八人の皇子さまがいらっしゃいました。クニトコタチさまの八人の皇子たちのお名前は「ト・ホ・カ・ミ・ヱ・ヒ・タ・メ・」と一字で表されます。
それぞれ、次のように呼ばれていました。
トのミコト
ホのミコト
カのミコト
ミのミコト
ヱのミコト
ヒのミコト
タのミコト
メのミコト
八人の皇子たちは八方に散らばり、それぞれの国を治めます。八皇子さまは国内だけではなく、遠くインドやシュメールにまで統治していたのです。
方位と季節
当時の皇子たちは、国内だけではなく、全世界に赴いていたのです。
伊都能売(いづのめ:ヒヨルコ)さまは、ソサノヲに命を狙われ、大陸に渡ります。その後、インドにまで足を延ばしているのです。インドにあったクニトコタチさまの統治国に渡り、王朝を継承されたのかもしれません。
当時の皇族たちは、結構行動範囲が広かったのでしょう。
同様に、月読尊さまの8人の王子たちも、全員が国内に留まることなく、幾人かは世界中に旅をしたのではないかと推測したのです。そして、再び日本に戻ってきたのだと。
彼らの一群は、原始キリスト教徒となり、秦氏として日本に回帰してきたのではないかと推測したのです。
秦氏の氏神
松尾大社 摂社 月読神社
秦氏の氏神神社は、松尾大社と伏見稲荷大社です。伏見稲荷大社には、佐田彦大神として、イエス・キリストさまが祭られています。
松尾大社の御祭神は、大山咋神さまと中津島姫命さまです。中津島姫命さまは、市杵島姫命さまです。
以前の記事で、稲荷神社の宇迦之御魂神さまが、イエス・キリストさまと表裏一体の神さまであり、厳島神社の市杵島姫命さまがマグダラのマリアさまと表裏一体の神さまであるという仮説をご紹介いたしました。(注1)
稲荷神社:宇迦之御魂神 + イエス・キリストさま
秦氏は、氏神さまにイエス・キリストさまとマグダラのマリアさま、そして月読尊さまの子孫である大山咋神(おおやまくいのかみ)さまを祭っているのです。このことから、秦氏は、月読尊さまの末裔ではないかと推測したのです。(注2)
御祭神
大山咋神(おおやまついのかみ)
中津島姫命
= 市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)さま
御祭神
宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)
佐田彦大神(さたひこのおおかみ)
= イエス・キリストさま
大宮能売大神(おおみやのめのおおかみ)
田中大神(たなかのおおかみ)
四大神(しのおおかみ)
注1:磐長姫さまの封印解除
tukishiro-art-lab.hatenablog.com
注2:大山祇神
出典:YaHoo!知恵袋
『古事記』や『先代旧事本紀』によれば、大山祇神の娘である神大市姫(かむおほいちひめ)はスサノヲ尊に嫁いで大年神(おほとし の かみ)を生み、この大年神は天知迦流美豆姫(あまのちかるみつひめ)を娶って大山咋神を生んだといいます。
これを系図にすると、以下のようになります。
大山祇神┐
┌──┘
神大市姫
╟───────大年神
スサノヲ尊 ╟─────大山咋神
天知迦流美豆姫
直系に着目してこれを整理すれば、以下のようになります。
イエスさまと月読尊さま
イエスさまの系譜
ウィリアム・アドルフ・ブグロー「天使の歌」
イエスさまは、ナータン系(司祭系)のナザレのイエスさまと、ソロモン系(王の系譜)のイエスさまの2人がいました。聖家族は2組いたのです。(注1)
ダビデもソロモンも紀元前10世紀頃に生きた人でした。ダビデは、古代イスラエルの王(在位:前1000年 - 前961年頃)です。
ソロモン(紀元前1011年頃 - 紀元前931年頃)は、旧約聖書の『列王記』に登場する古代イスラエル(イスラエル王国)の第3代の王(在位紀元前971年 - 紀元前931年頃)です。
ホツマツタヱのアマテルさまやツキヨミさまの生きた時代は紀元前13世紀頃です。ツキヨミさまの末裔が中東に赴き、王国を築いたとしたら、年代的に整合性が取れるのです。
つまり、イエスさまは月読尊さまの末裔であり、秦氏も月読尊さまの末裔であるという可能性が浮かび上がってくるのです。
注1:二組の聖家族
ルドルフ シュタイナー (著), 西川 隆範 (著)
アマ族と出雲族、日向族
日向の女王 卑弥呼さま
紀元前2世紀頃、パミール高原から日本を目指して、2つのグループに分かれたアマ族が回帰してきます。(注1)
陸路で回帰したグループがいち早く九州の日向にたどり着きます。このグループを日向族と呼びます。少し遅れて海路で回帰したグループは出雲に到着します。このグループを出雲族と呼びます。
彼らは、二朝分裂時代に終止符を打つべく日本に回帰してきたと云われています。しかし、なぜ彼らは王朝が二つに分かれていることを知っていたのでしょうか?
アマ族とは、高天原の天(アマ)族であり、富士高天原王朝の月読尊の末裔ではなかっただろうか?それゆえ、二朝を統合するために日本に戻ってくる使命を持っていたのではないでしょうか?
つまり、日向の女王 卑弥呼(神大市比売)さまも、出雲の英雄 素戔嗚尊さまも月読尊さまの末裔だったのではないかという推測です。
ツキヨミさまは、出雲の英雄 素戔嗚尊さまに転生していると、神大市比売さまの転生者から聞いています。つまり、ツキヨミさまは、二朝を統合するために出雲の英雄 素戔嗚尊さまに転生されたのです。
注1:アーリオーン・メッセージ
―来たるべき地球大変動の真相 (「超知」ライブラリー)
アートラインプロジェクト (著)
祭祀王と統治王
統治王と祭祀王
神話の加具土命(かぐつちのみこと)さまのお話には、加具土命さまの体から八柱の神さまが生まれ、血糊からも八柱の神さまが生まれたとされています。
最初の八柱の神さまは、月読尊さまの八王子に相当します。次の八柱は、月読尊さまの妻神である桜田媛さまの系統だと見受けられます。
これは、八柱の統治王と、八柱の祭祀王の存在を物語っているのではないだろうか?つまり、八組の統治王と祭祀王が八つの国を継承したと観ることが出来るのではないでしょうか?
そして、大陸に渡られた統治王と祭祀王もいたのです。これが二組の聖家族がソロモン系(王の系譜)とダビデ系(祭祀系)に分かれている理由ではないでしょうか?
つまり、二組の聖家族の存在は、月読尊さまに繋がる統治王系と祭祀王系の二つの血筋の末裔が存在したことを物語っているのです。
そして、祭祀王系の聖家族にはナザレのイエスさまが生まれ、統治王系の聖家族にはゾロアスターの転生者としてソロモン系のイエスさまが生まれたのです。
また、マグダラのマリアさまも、祭祀系の血筋ではなかったのではないだろうか?という疑問が湧いてきます。つまり、マグダラのマリアさまも月読尊さまの末裔ではないでしょうか?
それゆえ、松尾大社にはマグダラのマリアさまと表裏一体の神さまである中津島姫命(市杵島姫命)さまが祭られているのです。
加具土命の神話
(ウィキペディアより)
神産みにおいてイザナギとイザナミとの間に生まれた神である。火の神であったために、出産時にイザナミの陰部に火傷ができ、これがもとでイザナミは死去。その後、怒ったイザナギに十拳剣「天之尾羽張(アメノオハバリ)」で首を落とされ殺された。
『古事記』によれば、カグツチの血から、以下の神々が生まれた。
石折神(いはさくのかみ)
根折神(ねさくのかみ)
石筒之男神(いはつつのをのかみ)
以上三柱の神は、十拳剣の先端からの血が岩石に落ちて生成された神々である。
甕速日神(みかはやひのかみ)
樋速日神(ひはやひのかみ)
建御雷之男神(たけみかづちのをのかみ)
別名は、建布都神(たけふつのかみ)
別名は、豊布都神(とよふつのかみ)
以上三柱の神は、十拳剣の刀身の根本からの血が岩石に落ちて生成された神々である。
闇淤加美神(くらおかみのかみ)
闇御津羽神(くらみつはのかみ)
以上二柱の神は、十拳剣の柄からの血より生成された神々である。
また、カグツチの死体から、以下の神々が生まれた。
正鹿山津見神(まさかやまつみのかみ、迦具土神の頭から生まれる)
淤縢山津見神(おどやまつみのかみ、迦具土神の胸から生まれる)
奥山津見神(おくやまつみのかみ、迦具土神の腹から生まれる)
闇山津見神(くらやまつみのかみ、迦具土神の性器から生まれる)
志藝山津見神(しぎやまつみのかみ、迦具土神の左手から生まれる)
月読尊と天照大神の転生者
ツクヨミとスサノオ
(ウィキペディアより)
ツクヨミはスサノオとエピソードが重なることから、一部では同一神説を唱える者がいる。
書紀・第五段第十一の一書では、天照大神から保食神(うけもち)と対面するよう命令を受けた月夜見尊が降って保食神のもとに赴く。
そこで保食神は饗応として口から飯を出したので、月夜見尊は「けがらわしい」と怒り、保食神を剣で刺し殺してしまう。保食神の死体からは牛馬や蚕、稲などが生れ、これが穀物の起源となった。
一方、古事記では似た展開で食物の神(大気都比売神・おほげつひめ)が殺されるが、それをやるのは須佐之男命である。この相違は、元々いずれかの神の神話として語られたものが、もう一方の神のエピソードとして引かれたという説がある。
同様なエピソードが、ホツマツタヱにもあります。
アマテルの使者として、ナカ国のウケモチの許へウルソ種を貰いに行くが、礼の無い対応に怒り、ウケモチを殺してしまう。それ以降、ツキヨミは歴史から姿を消す。
『ツキヨミ遣りて 潤繁種 得んと到れば 丸屋にて 地に迎えば 継桶の 口より米の 飯炊ぐ』15文
『ツキヨミ怒り "卑しきの 唾吐く穢れ 交わんや" と 剣を抜きて 打ち殺し 返言なせば』15文
このエピソードは、ホツマツタヱによればツキヨミさまの物語なのですが、記紀神話では、月夜見尊さまと須佐之男命さまのエピソードとして出てきます。
これは、出雲の英雄 素戔嗚尊さまが、ツキヨミさまの転生者であることを物語っているのではないかと推測したのです。
転生者と預言者
現在に転生している、日向の女王 卑弥呼(神大市比売)さまは、人の過去生を看破することが出来ました。ツキヨミさまが出雲の英雄 素戔嗚尊さまに転生していることを観ることが出来たのです。
同様に、祭祀王の血を引く霊能巫女さまたちは、同等の能力を持っていたのではないでしょうか?そのため、当時は誰が誰の転生者であるかということがよく知られていたのだと推測したのです。
大陸に渡り、ダビデやソロモンとなった月読尊さまの末裔たちは、いづれ統治王の血筋に月読尊さまが転生し、祭祀王の血筋からメシア(イエス・キリスト)が生まれることを予言者によって知らされていたのではないでしょうか?
彼らには、いづれ日本に戻り二つに分かれていた王朝を統合する役目を持っているのだという、神さまからの預言と合わせて伝えられていたのではないでしょうか?
そのため彼らアマ族は、紀元前2世紀頃に日本に回帰してきたのです。統治王の血筋は出雲に、祭祀王の血筋は日向に。全ては、神さまの預言に従った行動だったのです。
このように考えると、断片的だった個別の情報に整合性が取れて、パズルのピースが全てピタリと当てはまるが如く、一つの壮大な絵図が浮かび上がってくるのです。
転生者たち
静岡市内には、素戔嗚尊さまと瀬織津姫尊さまが相殿で祭られている神社があります。これは、素戔嗚尊さまと瀬織津姫尊さまが夫婦神であることを示唆しているのです。(注1)
今までは、日向の女王 卑弥呼(神大市比売)さまが、瀬織津姫の称号を持っていたため祭神名を神大市比売命とせずに、瀬織津姫命としているのではないかと解釈してきました。
しかし実際は、神大市比売さまが瀬織津姫さまの転生者であることを物語っているのではないでしょうか?
神大市比売さまの転生者によれば、セオリツヒメホノコさまと神大市比売さまは、共に瀬織津姫大神さまの霊系統に属しているそうです。
これは観方を変えれば、神大市比売さまは、セオリツヒメホノコさまの転生者であるという意味なのです。
また、セオリツヒメホノコさまは、月読尊(大山祇神)さまの娘です。
同様に、市杵嶋姫命さまは磐長姫尊さまの転生者であり、マグダラのマリアさまは木花咲耶姫尊さまの転生者であるということです。
磐長姫尊さまと木花咲耶姫尊さまは、月読尊(大山祇神)さまの孫に当たります。
これまでの情報を整理すると次のようになります。
月読尊(ツキヨミ)さま 素戔嗚尊さまへ転生
磐長姫尊さま 市杵嶋姫命さまへ転生
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アマテルの転生者ニギハヤヒ
ここで、もう一人の転生者の存在が浮かび上がってきます。ニギハヤヒ(イエス・キリスト)さまです。ニギハヤヒさまの別名に次の名があります。
天照国照彦天火明櫛玉饒速日命
この長い名前には、何人かの名前が含まれています。分解すると次のようになります。
天照 国照彦 天火明 櫛玉 饒速日命
ホツマツタヱには次のようにあります。
ニギハヤヒは、ホノアカリムメヒトとタマネ姫の子。ニニキネとコモリの孫にあたる。斎名:クニテル(国照)。代嗣のなかったクシタマホノアカリの死後、アマテルの命でアスカ国を継ぐ(2代目カグヤマ皇君)。
テルヒコの十種の尊宝を譲り受ける。
ニギハヤヒは、クシタマホノアカリの養子だったのです。そして、アスカ国を継いで2代目カグヤマ皇君に就任されたのです。(注1)
ここに、次の名前が出てきます。
アマテル クニテル テルヒコ ホノアカリムメヒト クシタマホノアカリ ニギハヤヒ
これらの名前を繋ぎ合わせて、先の長い名前になっているのです。
アマテル:アマテル
クニテル:ニギハヤヒの斎名 国照
テルヒコ:クシタマホノアカリの斎名 照彦
ホノアカリムメヒト:父
クシタマホノアカリ:義理の父 初代カグヤマ皇君
ニギハヤヒ:本名
ここで、気になるのが最初に付けられている天照(アマテル)の名前です。
ニギハヤヒ(イエス・キリスト)さまは、伊勢神宮の内宮に天照大神さまとして祭られていると云われています。(注2)
これは、ニギハヤヒさまがアマテルの転生者であるからではないでしょうか?闇サイドの徐福さまが藤原不比等さまへと転生していたように、光サイドの神々さまたちもこのように転生していたのです。そのような気がしてなりません。
天照大神(アマテル)さま イエス・キリスト(ニギハヤヒ)さまへ転生
注1:アスカ国とカグヤマ皇君
アスカ国とありますが、このブログでは便宜上 ニギハヤヒ(香久山)王朝としています。また、カグヤマ皇君を 世襲名ニギハヤヒとしています。
二朝分裂時代における、防人としてのウガヤフキアエズ王朝と、内陣としてのもう一つの王朝という意味で、アスカ国ではなくて、ニギハヤヒ王朝(香久山王朝)と名付けたのです。そして、この王朝の大王の世襲名をニギハヤヒとしたのです。
注2:アマテラスの暗号
伊勢谷 武 (著) Kindle版
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